サノフィは6月27日までに、活動性IgG4関連疾患(IgG4-RD)患者を対象にブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬rilzabrutinibの有効性と安全性を評価した第Ⅱ相試験の新データとして、52週時点までの疾患再燃抑制効果および主要な疾患マーカーの改善効果、全身性ステロイド総投与量の減少効果が認められたと発表した。結果の詳細は欧州リウマチ学会(EULAR 2025、6月11~14日)で報告された。 安全性プロファイルは既報と同様だった。同薬はIgG4-RD治療薬として、米食品医薬品局(FDA)が今年(2025年)4月にオーファンドラッグ指定、5月にはファストトラック指定している(関連記事「Rilzabrutinib、米国で2つの希少疾患に対しオーファンドラッグ指定を取得」)。