ドナネマブ、FDAが早期ADの新用法用量を承認

日本イーライリリー

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 日本イーライリリーは本日(7月17日)までに、早期アルツハイマー病(AD)に対する抗アミロイドβ抗体ドナネマブ(商品名ケサンラ)の新たに推奨される漸増投与スケジュールを含む添付文書の改訂について、米食品医薬品局(FDA)が7月9日付で承認したと発表した。新たに推奨される投与スケジュールは、より段階的な漸増を行うというもの。(関連記事「ドナネマブが承認、アルツハイマー病治療薬」「『ドナネマブ:適正使用推奨事項(AUR)』を解説」)

 承認の根拠となったTRAILBLAZER-ALZ 6試験では、従来の投与スケジュール群と比べ、新たな推奨投与スケジュール群で24週時および52週時にアミロイド関連画像異常-浮腫/滲出液貯留(ARIA-E)の発現割合が有意に低かった(相対リスク:24週時41%低下、52週は35%低下)。また、従来の投与スケジュールと同程度のアミロイドβプラークの除去(24週時におけるベースラインからの平均変化量:新推奨投与スケジュール群67%減少、従来スケジュール群69%減少)およびP-tau217の減少を達成した。

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