小児の近視進行抑制点眼薬がドイツで販売開始

参天製薬

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 参天製薬は昨日(7月22日)、小児の近視の進行を抑制する低用量アトロピン点眼薬(商品名Ryjunea)について、ドイツでの販売を開始したと発表した。同薬は、今年(2025年)6月に欧州委員会より承認を取得していた。ドイツでの発売を皮切りに、欧州連合(EU)全域で順次販売される(関連記事「小児の近視進行抑制点眼薬が欧州で承認」)。

 同薬の適応は治療開始時に3~14歳で、年間0.5ジオプトリー(D)以上の進行が見られる-0.5D~-6.0Dの近視患者1日1回、就寝前に点眼する。小児の日常生活に無理なく取り入れられ、近視の管理がしやすくなる。

 日本では、今年4月に同薬と同じアトロピンを有効成分とする国内初の近視進行抑制点眼薬アトロピン(商品名リジュセアミニ)が発売されている。

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