経口抗HIV薬によるウイルス抑制達成後、9割が持効性注射薬への切り替え希望 塩野義製薬 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 塩野義製薬は昨日(7月24日)までに、HIV治療薬の持効性注射薬2剤レジメンであるカボテグラビル(商品名ボカブリア水懸筋注)およびリルピビリン(リカムビス水懸筋注)に関する第Ⅲb相試験VOLITIONの結果を第13回HIV科学会議(IAS2025、2025年7月13~17日)で発表したと報告した。(関連記事「米・年6回投与でHIV維持療法が可能な注射製剤が承認」) 試験では、治療未経験のHIV陽性者に毎日服用の経口2剤レジメン配合薬ドルテグラビル/ラミブジン(商品名ドウベイト配合錠)によるウイルス抑制を達成した後、この配合薬による治療を継続するか、またはカボテグラビル/リルピビリンへ切り替えるかを選択する機会を与え、その選択率を比較、検討。その結果、対象者の89%(145例中129例)が、毎日服用するドルテグラビル/ラミブジンから、2カ月に1回投与のカボテグラビル/リルピビリンへの切り替えを希望した。その主な理由としては、毎日の服薬忘れの心配がないこと(80%)、薬を持ち歩く必要がないこと(68%)が挙げられた。 今回の結果は、カボテグラビル/リルピビリンがHIV患者のアドヒアランスと治療満足度の向上に貢献する可能性を示唆しているという。なお同薬は、既に欧米、中国、日本などで2カ月に1回の投与で治療を可能とするHIV治療薬として承認されている。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×