アストラゼネカは本日(8月25日)、ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬アカラブルチニブ(商品名カルケンス)について、マントル細胞リンパ腫(MCL)に対する適応追加を本日付で取得したと発表した。 今回の承認は国際共同第Ⅲ相試験ECHO、再発または難治性のMCL患者を対象とした海外第Ⅱ相非盲検単群臨床試験ACE-LY-004および国内第Ⅰ相試験D8220C00001の結果に基づくもの(関連記事:「アカラブルチニブ+免疫療法、EUでマントル細胞リンパ腫を対象に承認取得」)。 MCLは非ホジキンリンパ腫の一種で、2023年における国内患者数は約2,000人と報告されており、悪性リンパ腫の3%程度を占めている。発症年齢中央値は60歳代半ばで、男性に多く、約90%は初発診断時にステージⅢ/Ⅳの進行期にあるとされる。