副甲状腺機能低下症治療薬パロペグテリパラチドが承認

帝人ファーマ

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 帝人ファーマは昨日(8月25日)、パロペグテリパラチド(商品名ヨビパス皮下注168μgペン、同294μgペン、同420μgペン)について「副甲状腺機能低下症」の適応で承認を取得したと発表した(関連記事「副甲状腺機能低下症の新薬を国内申請」)。

 同薬には、アセンディス・ファーマ社が独自に開発した副甲状腺ホルモン(PTH)の長時間作用を達成させるTransCon技術が用いられた。これにより副甲状腺機能低下症患者に1日1回皮下投与することで24時間にわたり血中PTH濃度を生理学的範囲に維持できる日本初の薬剤となった。副甲状腺機能低下症の根本的な治療薬として、同薬が期待されている。

 用法・用量は、通常、成人にパロペグテリパラチドをPTH(1-34)として1回18μgを開始用量とし、1日1回皮下注射。以後、患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに、1日1回6~60μgの範囲で適宜用量を増減して皮下投与するが、増量または減量は3μgずつ行うこととしている。

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