中外製薬と日本イーライリリーは本日(8月27日)までに、中外製薬が創製しイーライリリーが開発中の経口GLP-1受容体作動薬orforglipronについて、肥満または過体重の成人2型糖尿病患者を対象に有効性を評価した第Ⅲ相試験ATTAIN-2の肯定的な結果を発表した。(関連記事「経口GLP-1受容体作動薬orforglipron、第Ⅲ相で好結果」) 同試験の対象は、肥満または過体重の成人2型糖尿病患者1,600例。orforglipron 6mg群、同12mg群、同36mg群、プラセボ群に1:1:1:2でランダムに割り付け、72週間追跡した。主要評価項目はベースライン(体重101.4kg)からの体重減少率だった。 解析の結果、プラセボ群と比べorforglipron投与の3群全てで体重減少において優越性が示され、主要評価項目を達成した。 同試験におけるorforglipronの全般的な安全性プロファイルは、これまでに報告された注射剤のGLP-1受容体作動薬と同等だった。 米・イーライリリー社は今回得られたデータに基づき、orforglipronについて各国で肥満治療薬としての承認申請を進めていく方針を示している。