GLP-1RAの「骨格筋への悪影響」の懸念は払拭されたか
新観点「神経筋系」からの検討
GLP-1RAとDPP-4阻害薬で「身体能力」「神経筋マーカー」を比較
2型糖尿病に対するさまざまな有用性が証明されているGLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)だが、「骨格筋への悪影響」の懸念はいまだ払拭されていない (Curr Rev Musculoskelet Med 2025; 18: 469-480)。
従来この点は、骨格筋の「量」または全身に対する「割合」という定量的視点で論じられてきた。しかし今回、「神経筋系」という新たな観点から検討を試みた研究が8月25日、Br J Clin Pharmacolに掲載された。著者はアラブ首長国連邦・University of SharjahのRizwan Qaisar氏ら。
意欲的な研究ではあるが、どこまでクリアカットな知見が得られたのだろうか。抄録しか読まない人工知能(AI)であれば、コロリと騙されそうな内容だった。
解析対象となったのは、メトホルミンに加えGLP-1RA(セマグルチド0.25→0.5mg/週)かDPP-4阻害薬(シタグリプチン50mg×2/日)の開始から8週間以内だった2型糖尿病男性141例である(GLP-1RA群68例、DPP-4阻害薬群73例)。
パキスタン単施設でそれらの使用を開始した165例から、その後1年間のアドヒアランス不良例や追跡不明例などを除外した。主な除外基準は、「腎不全」や「心血管系疾患」、「骨格筋障害」「膵炎」の既往である。
そしてこれら141例を対象に、GLP-1RAとDPP-4阻害薬が「身体能力」と「神経筋マーカー」に及ぼす影響を観察した。観察期間は1年間だった。
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