アミバンタマブ+ラゼルチニブ、EGFR陽性NSCLC一次治療で耐性獲得を阻止

ヤンセンファーマ

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 ヤンセンファーマは本日(9月17日)、上皮成長因子受容体(EGFR)/間葉上皮転換因子(MET)二重特異性抗体アミバンタマブ(商品名ライブリバント)と経口第三世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬ラゼルチニブ(ラズクルーズ錠80mg、同240mg)の併用療法における第Ⅲ相試験MARIPOSAに関する新たな解析結果を発表した。(関連記事「アミバンタマブ+ラゼルチニブ、EGFR陽性進行NSCLCの一次治療で承認」)

 エクソン19欠失変異(ex19del)/L858R変異を有するEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)において、オシメルチニブ単剤群に比べアミバンタマブ+ラゼルチニブ併用療法群による一次治療群では、EGFRによる耐性およびMETによる耐性の出現が有意に減少した。

 このデータは、これまで報告されている有意な全生存期間の延長に基づいており(アミバンタマブ+ラゼルチニブ併用療法群の全生存期間中央値は、オシメルチニブ単剤療法群の3年に比べて1年以上延長し、4年を超えると予測)、同併用療法群が耐性獲得を阻止することで同疾患の特性を変える可能性が示された。

 解析結果は、世界肺癌学会/国際肺癌学会(WCLC/IASLC)2025で発表された。

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