ウゴービで肥満患者の精神的健康も改善

ノボ ノルディスクファーマ

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 ノボ ノルディスクファーマは昨日(9月18日)までに、同社が製造販売する肥満症治療薬の持続性GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名ウゴービ)に関する新たなエビデンスを公開。米国で同薬による減量治療を受けている550例(平均年齢53歳、女性86%)を対象とした質問票調査において、「治療開始後にフードノイズ(食べ物に関する思考の反芻と脅迫的な執着)が大きく減少するとともに、精神的健康状態とライフスタイルが顕著に改善していた」と欧州糖尿病学会(EASD 2025、9月15~19日)で報告したと発表した(関連記事:「『味覚感受性』で紐解くGLP-1関連薬の減量作用」)。

 調査では、事前に検証された22項目から成るフードノイズ質問票を用いて、精神的健康およびフードノイズに関連する食習慣にセマグルチドが及ぼす影響について治療開始前と治療中の回答を比較した。その結果、「1日中食べ物のことばかり考えてしまう」と回答した割合は、治療開始前の62%に対し、治療中は16%と46%減少。「フードノイズが生活に悪影響を及ぼしている」と回答した割合も、60%から20%へと減少していた。

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