協和キリンと米・Kura Oncology社は9月26日までに、1日1回経口投与のメニン阻害薬ziftomenibについて、NPM1変異を有する再発・難治性急性骨髄性白血病(R/R NPM1-m AML)成人患者を対象とした第Ⅱ相ピボタルKOMET-001試験の良好な結果をJ Clin Oncol(2025年9月25日オンライン版)掲載したと発表した。(関連記事「Ziftomenibの併用療法、第Ⅰa/Ⅰb相試験で良好な結果」) 同試験の対象は、成人R/R NPM1-m AML患者92例。主要評価項目とした完全寛解(CR)または部分的血液学的回復を伴う完全寛解(CRh)の割合は22%で、再発・難治性NPM1変異AML患者における標準治療の過去データ(12%)を有意に上回った。 CR/CRh達成例の61%は微小残存病変(MRD)陰性だった。全奏効率(ORR)は33%で、奏効期間の中央値は4.6カ月だった。全生存(OS)の中央値は6.6カ月で、奏効例では18.4カ月、非奏効例では3.5カ月だった。 サブグループ解析では、前治療ライン数、ベネトクラクス使用歴、FLT3変異およびIDH1/2変異などの有無にかかわらず、CR/CRh達成率は同程度だった。安全性プロファイルはこれまでの試験と一貫していた。