リベルサス、経口GLP-1RAで初めて心血管ベネフィット示す

ノボ ノルディスクファーマ

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 ノボ ノルディスクファーマは9月26日までに、アテローム性動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)または慢性腎臓病(CKD)あるいは両方を併発した2型糖尿病における心血管アウトカムに対する経口GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名リベルサス)の効果を評価する第Ⅲb相二重盲検国際多施設共同心血管アウトカム試験SOULの結果を発表した。(関連記事「〔ACC.25速報〕経口セマグルチド、高リスク糖尿病の心血管リスク抑制」)

 同試験では、ASCVD/CKDあるいは両方を併発した2型糖尿病患者を9,650例を登録、主要評価項目は主要心血管イベント(MACE)の最初の発現までの時間とした。検討の結果、プラセボ群と比べセマグルチド群ではMACEのリスクが有意に14%低く、優越性を示した。同薬は心血管ベネフィットが示された初の経口GLP-1受容体作動薬となる。

 結果の詳細は今年(2025年)の欧州糖尿病学会(EASD、9月15~19日)で発表された。米国ではリベルサスの心血管系への適応拡大に対する決定が今年後半に下される見込みという。

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