住友ファーマは昨日(10月1日)、新規TLR7ワクチンアジュバント(DSP-0546)を用いたユニバーサルインフルエンザワクチン候補薬(開発コードfH1/DSP-0546LP)について、第29回日本ワクチン学会・第66回日本臨床ウイルス学会(9月27~28日)で欧州第Ⅰ相試験の中間解析結果を報告したと発表した。 同試験では、18~45歳の健康成人144例を対象に、同ワクチン〔fH1(2μg、8μg)/DSP-0546LP(2.5μg、5μg、10μg)、fH1(2μg、8μg、アジュバント非添加抗原製剤)、DSP-0546LP(2.5μg、5μg、10μg、アジュバント単剤)またはプラセボを3週間間隔で筋肉内2回投与した。今回の中間解析は、投与終了4週間後までの事後観察結果として実施された。 安全性の重大な懸念は認められず、おおむね良好な忍容性が確認された。最も多く見られた副反応は注射部位の疼痛と頭痛だった。同試験は、投与1年後のフォローアップ観察まで継続される。