日本イーライリリーは昨日(11月10日)までに、抗インターロイキン(IL)-23p19抗体ミリキズマブ(商品名オンボー)について、米食品医薬品局(FDA)が中等症~重症の活動性潰瘍性大腸炎(UC)の成人患者における維持療法として、月1回1本(200mg/2mL)を投与するレジメンを承認したと発表した。(関連記事「ミリキズマブで活動性潰瘍性大腸炎の便意切迫感が改善」「ミリキズマブ、潰瘍性大腸炎に対し長期の有効性示す」) 今回の承認は、UC患者を対象に同薬200mg/2mL製剤を1回1本皮下投与する群と、既承認のレジメンである100mg/1mL製剤を1回2本皮下投与する群を比較した第Ⅰ相試験の結果に基づくもの。同試験では1回1本投与群と1回2本投与群で生物学的同等性が認められた。 月1回1本投与の維持療法に用いるクエン酸フリー製剤は、プレフィルドペンまたはプレフィルドシリンジとして来年(2026年)初頭に発売予定。