〔編集部から〕2026年度診療報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で個別改定項目に関する議論が始まっています。本特集では、中医協総会における議論のポイントをレポート形式で掲載するとともに、専門家による深掘り解説や速報などをお届けします。 今回のポイント ・在宅医療における薬局薬剤師の医師との同行訪問に関する評価が議論された ・日本医師会委員からは医療機関所属薬剤師が同行した場合の評価も確立すべきとの意見 ・日本薬剤師会委員や支払側委員は同行に対する新たな評価確立に賛同 議論の概要:第626回中医協総会 11月12日の第626回中医協総会では、在宅患者への指導・管理に関する評価が議論された。ポリファーマシー対策や減薬対応の強化を目的に、事務局が在宅患者の元に薬局薬剤師が医師と同行した場合の評価確立を提案。日本医師会委員と日本薬剤師会委員の間でやや温度差が見られたものの、参加委員はおおむね提案に賛同した。 この日、事務局が示したのは、2022年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査「在宅医療、在宅歯科医療、在宅薬剤管理及び訪問看護の実施状況調査」の結果である。