サノフィは昨日(11月25日)までに、成人および6歳以上の小児のアレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎(AFRS)患者を対象に抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブ(商品名デュピクセント)の有効性と安全性を検討した第Ⅲ相試験LIBERTY-AFRS-AIMSで肯定的な結果が得られたことを発表した。 同試験においてデュピルマブは、プラセボと比べ副鼻腔混濁度、鼻閉、鼻茸の改善を含む全ての主要評価項目および副次評価項目で症状の有意な改善を示した。安全性は、既知の安全性プロファイルと同様だった。 この良好な結果は、米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI 2025)で発表された。 なお、米食品医薬品局(FDA)は、AFRSに対するデュピルマブの生物製剤承認一部変更申請を優先審査品目として受理した。審査終了目標日は、来年(2026年)2月28日で、承認されれば同薬はAFRSを適応症とする初の医薬品となる。