中外製薬および子会社のレナリスファーマは昨日(11月26日)、経口エンドセリン受容体・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬sparsentan(開発コードRE-021)について、日本人IgA腎症患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験の結果を報告した。 同試験では、IgA腎症患者35例にsparsentanを36週間投与。主要評価項目とした。36週時点における24時間蓄尿に基づく尿中蛋白/クレアチニン比のベースラインからの変化率の最小二乗幾何平均値は、-58.54%(95%CI ー68.75~-45.00%)で、日本人IgA腎症患者における同薬の有効性が確認された。安全性プロファイルについては既知のプロファイルと一致しており、日本人特有の新たな安全性リスクは認められなかった。 この結果を受け、両者は来年(2026年)に国内における製造販売承認申請を行う予定。