大正製薬およびMeiji Seika ファルマは昨日(11月27日)、不眠症を効能・効果としたオレキシン受容体拮抗薬ボルノレキサント(商品名ボルズ錠2.5mg、5mg、10mg)の発売を開始したと発表した。(関連記事「オレキシン受容体拮抗薬ボルノレキサント、不眠症で承認申請」) 同薬は、大正製薬が創製したオレキシン受容体(OX1およびOX2受容体)に対して選択的に作用するオレキシン受容体拮抗薬で、入眠困難および睡眠維持困難の改善を認めるとともに、消失半減期が短い特徴から、不眠症治療薬の課題の1つである投与翌日の持ち越し効果への懸念が少ないことが期待されている(関連記事「不眠症治療薬ボルノレキサント、"持ち越し効果"の懸念少ない」)。 用法・用量は通常、成人にはボルノレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。症状によって適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。