科研製薬は昨日(12月22日)、 遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作治療薬セベトラルスタット(商品名エクテリー錠300mg)について、米・KalVista Pharmaceuticalsの100%子会社である英・KalVista Pharmaceuticalsが、HAEの急性発作を適応として製造販売承認(外国特例承認)を取得したと発表した。(関連記事「Sebetralstat、HAEの急性発作治療薬として承認申請」) 同薬は、KalVistaが創製したHAE急性発作に対する世界初かつ唯一の経口急性発作治療薬。国際共同第Ⅲ相検証試験KONFIDENTおよび国際共同第Ⅲ相継続投与試験KONFIDENT-Sにおいて、成人および12歳以上のHAE患者に対する有効性と安全性が確認された。 既存薬は注射薬に限られていたことから、セベトラルスタットはHAE患者のアンメットメディカルニーズを満たす新たな治療選択肢として期待されている。 なお同薬は、昨年(2024年)12月に厚生労働省より希少疾病用医薬品に指定されていた。