ギリアド・サイエンシズ子会社のKiteは、12月24日までに、再発／難治性大細胞型B細胞リンパ腫（LBCL）の二次治療におけるCAR-T細胞療法アキシカブタゲン シロルユーセル（商品名イエスカルタ）についての、第Ⅲ相ピボタルZUMA-7試験の4年間のデータと移植非適応例を対象とした第Ⅱ相ALYCANTE試験の2年間の統合データを発表した。（関連記事「CAR-T療法イエスカルタ、非ホジキンリンパ腫で5年超の持続的奏効示す」） 過去の傾向として、CAR-T療法導入前の再発／難治性LBCLの2年生存率は約20%程度。有効性の解析では、ZUMA-7試験から178例、ALYCANTE試験から69例を対象に実施した。2年経過時点における全生存期間（OS）は、併合解析では64.9%、ZUMA-7試験で 62.8%、ALYCANTE試験で70.8%だった。無イベント生存率（EFS）は、併合解析で45.2%、ZUMA-7試験で45.4%、ALYCANTE試験で44.7%だった。無増悪生存期間 （PFS）は、併合解析で47.4%、ZUMA-7試験で47.6%、ALYCANTE試験で46.8%だった。安全性は両試験間で同等だった。 同研究結果は、第67回米国血液学会（ASH）年次総会および展示会で発表された。