離島発信の人気コラムは超速で書かれていた Ph.リトーが編集部にやってきた 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする こんにちは、編集Tです。 『Ph.リトー ひとり薬剤部 from小笠原』は、PharmaTribuneウェブで連載を開始して約半年が経ちました。離島での1人薬剤部の業務への関心が高いのか、はたまた、本土から遠く離れた南の島での生活が興味深いのか、人気の高いコーナーの1つとなりました。 このコラム、「失敗した」「苦労した」なんて話も多いことが特徴ではないでしょうか?それが、なぜだかシニカルにもネガティブにも感じられないところが不思議です。 そんなコラムを綴る小西良典さんってどんな人......? 4月末、ゴールデンウィーク休暇の上京に合わせて編集部に遊びに来てくれました。せっかくの機会だったので、いろいろとお話を聞かせてもらいました。 なんだか "ギョーカイジン"ぽい風貌の小西さん(登場時は黒縁めがねをかけていて、プロフィール写真とは別人でした) 毎月の長文コラムは30分で書かれていた!! (編集T):やっとお会いできました!はるばる小笠原から、ようこそいらっしゃいました!! (小西氏):こんにちは、小西です。ところで、よくウチの診療所を見つけられましたね(開口一番)。 日本の最果ての薬局はどこ?という談義が編集部であったのです。最北端、最南端......などと探していくうちに、編集部から一番遠いのは小笠原だ!という話になりました。 与那国島も波照間島も薬剤師がいないんですよね。薬剤師不在で医療を完結させている島って結構あるんですよね。 そのようですね。小笠原は、本土との交通が船で丸一日かかる。高齢化が進んだ過疎地域というわけでもない。そういう意味で、離島の中でも特徴的な場所なのかなと思っていました。とにかく小笠原の薬剤師事情を聞いてみたかったので、執筆をご快諾いただけてうれしかったです! PharmaTribune誌は診療所に届いていなかったし、それまで聞いたことがなかったから、最初は怪しいところからの執筆依頼じゃないかと思って断ろうかと思ったんですよ。でも知り合いに聞いたら、「PharmaTribuneを知っている」と。だから書いてみることにしたんです。 その節は、不躾に依頼状を送りつけ、FAX、メール、電話と失礼いたしました。さすがにおがさわら丸に乗ってご挨拶に伺ってお願いする訳にもいかず......(笑)。ところで、いつも、原稿はどれくらいで書き上げているのですか? ひと月分の原稿を30分ぐらいで書いていますね。 は、早い!私も見習って、もっと早く原稿を書けるようにならなければ! 祖父が新聞記者だったり、文章を書く者がいる家系だからなのか、書くことが苦にならないんです。 お土産にパッションフルーツと、パッションフルーツのケーキをいただいた。パッションフルーツはしわしわになってからいただくのがよいということ。自宅で熟す機会をうかがっている。袋越しにも甘酸っぱい南国の香りがした。 小笠原で身についたスキル!賞味期限切れが食べられるように! 小笠原で暮らして3年以上ですね。すっかり診療所では古参という話でしたね。小笠原の住み心地はいかがですか? 小笠原の生活で苦労するのが住環境の確保なのですけど、薬剤師は村職員、職員住居に住んでいるから快適ですね。物資が一週間に1回しか届かないことが不便なように感じられるかもしれませんが、それも欲を出さなければ十分です。 へぇ......。おがさわら丸が運行中止になることもあるようですから、もし、私が小笠原に行くのであれば、食料品や生活用品の確保には真剣になってしまいそうです。 確かに、生鮮品は次にいつ店頭に並ぶかはわからない。だから、食料は大事にされています。期限切れのパンであっても次の入港までは売り場に並んでいることもあります。もっとも、自家製以外のパンは冷凍で運ばれてきているようですが。 私も小笠原に来てから賞味期限切れの食べ物が平気で食べられるようになりました。これ、小笠原に来て身についたスキルです(笑) 納豆なんかは賞味期限が切れても食べられますよね(笑)。 納豆なんて、賞味期限が切れていてもかまわない(笑)。必需品ですよ。朝はご飯に納豆をつけるだけで格段に腹持ちがよくなり、午前11時以降の集中力が全然違います。納豆は小笠原では人気で、おがさわら丸入港日に一気に売れてしまいます。 (編集T こころの声)賞味期限切れの食品を食べられる......そんなスキルを身につけたということですが、実際は、ひとり業務を通して、薬剤師としてのスキルも向上したのではないでしょうか。さまざまな奮闘を通して小西さんが身につけてきた薬剤師としてのスキルは、 連載 >でお確かめください! 次のページでは、小西さんから読者に、離島のひとり薬剤部としての激励の言葉! 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×