【在宅活動】契約時のエピソード 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする Q20.契約書,重要事項説明書に関連したエピソードを教えてください かかりつけ薬局がある患者さんから ケアマネから居宅管理療養指導の依頼があり、患者さんご家族に連絡したところ、「なぜあなたの薬局に決まっているのか?診療所の誘導か?」と聞かれました。以前よりかかりつけ薬局があったようです。薬局は自由に選んでいただけることや、訪問指導のシステムをお話し、その場は終わりました。結局、かかりつけ薬局は訪問するのが難しいとのことで、私たちの薬局が訪問することになりました。 後でわかったことですが,ケアマネに"かかりつけ薬局"の認識がなく、事前に家族に確認をとらなかったことが発端でした。これを機会にケアマネにもかかりつけ薬局の確認や訪問指導のシステムを説明することができました。 契約してもらえない 「配達代を払うから契約書は書きたくない」と言われ、契約に至らなかったこともありました。主治医、ケアマネに報告し、再度説明していただきましたが、理解いただけず断念しました。薬を持って訪問した分は、外来投薬時の請求となりました。 家族の手を煩わせたくない 医師が処方箋をFAXしてきて、「行ってくれる?」と訪問指示をいただき薬と契約書を持って訪問したところ、「先生から薬の配達をしてくれるところを紹介するからと言われただけで、契約がいるなら来てもらわなくてもいい」と断られたことがありました。契約となると家族の許可がいるし、家族の手を煩わせるようなことはしたくないとのことでした。配達だけを希望される場合には居宅療養管理指導の主旨を説明しますが、納得していただけないときには居宅療養管理指導を断念せざるを得ません。このケースでは、訪問した1回は普通の店頭でのお渡しと同じ扱いで服薬指導をして帰ってきました。その後、契約できなかったことを医師に報告したところ、終了となりました。 訪問を重ねて仕事を理解してもらう 「お届け代が500円(現在は503円)なのね」と言われ、宅配との違いを説明するのに苦労したことがあります。契約時には薬剤師の在宅活動を理解していただけないことも多いのですが、その方は、訪問を重ねるごとに理解が深まり、500円玉を用意して待っていてくれるようになりました。 偶然,当薬局に いきなり家族が処方箋を薬局に持ってこられ、その場で契約書に押印してもらったことがあります。医師から唐突に「薬剤師に薬を持ってきてもらうように」と言われて、どこの薬局に行けばいいかわからず、飛び込みで当薬局を選んだ、という経過でした。 書類を見なくても説明できるように 契約時の反応は、「いろいろな居宅サービスが入ってくれて助かる、(薬剤師の訪問も)いいサービスがあるのね」と喜ばれる方が半分、残りの半分は必要に迫られてという感じで事務的です。居宅療養管理指導の内容より、費用だけを気にされて、窓口より高くなることに納得いただけない場合もあり、初回訪問しても契約に至らなかったことがあります。 私の経験ではないのですが、まだ在宅に関わって間もない薬剤師が初回訪問して契約の説明を始めたところ、書類をパッと取り上げられ「見ないで説明して」と言われたそうです。要点は見ないでも説明できますが、見ずに全てを説明するのはなかなか大変ですよね...。ただ、その話を聞いて以来、在宅活動のいろはを新人に教えるときには、見ないで説明できるくらい読み込んでから行くように指導しています。 ただ今、在宅活動中! [PharmaTribune 2014年9月号掲載] 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×