在宅活動のピットフォール -Case13-

薬剤師の在宅活動

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
薬剤師の在宅活動に関する素朴な疑問を取り上げてきた本コーナー。なんとなく在宅活動が分かってきたけれど、いざ実践となると、「唐突なハプニングに対応できる自信がない」という初心者の方もいるのでは。実際の活動で起こりえる落とし穴(ピットフォール)を事例に挙げ、その対応方法、解決策を探っていきます。

他職種の人との付き合い、どうしていますか?

連携している他の職種の方々とのお付き合いの仕方をどうしたらよいのか悩んでいます。皆さんは仕事以外でのお付き合いはありますか? お中元やお歳暮などを送ったりしているのでしょうか?どの職種の方と、どのようなお付き合いをしているか、具体的に教えてください。

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お互いに忙しい。お付き合いなし

 仕事以外のお付き合いは特にしていません。担当者会議で顔を合わせたりしているうちに、その場で親しく話すようになることはあります。
 おむつかぶれや褥瘡の状況・処置の方法の確認・情報共有するためにおむつの中を見たり、処置の手技を見たいときに看護師やヘルパーの訪問時間に合わせて行くと、より親しくなることはあります。
 でも、お互い忙しいですから、それ以上のお付き合いはしていません。

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食事や飲みに行くことはある

 他職種の集まりに積極的に参加していますので、そのまま皆さんと食事に行ったり、飲みに行ったりすることもあります。
 褥瘡や在宅など共通の分野で、一緒に学会や勉強会に参加したこともあります

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お土産を持っていくことはある

 お中元・お歳暮などは送りませんが、信頼関係ができた方には、旅行に行ったときのお土産を持参して、「皆さんでどうぞ」と渡すようなことはあります。

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普段の患者さんとの関係と同じ

 お中元やお歳暮などは送っていません。親しくなって一緒に飲みに行くようなことはあっても、親しくないうちからそのような関係は築いていません。
 信頼できる仲間(多職種連携チーム)は、地に足を付けた地道な仕事からしか生まれないと思います。焦らずとも真面目に仕事をしていれば、それに応えてくれる仲間に恵まれます。普段薬局に来られる患者さんと築いているような人間関係と同じように考えればよいのではないでしょうか。

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