武田薬品工業は2月14日、ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン(商品名献血グロベニン-I 10%静注)について承認申請を行ったと発表した。 同薬は、国内で承認されている乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン(献血グロベニン-I静注用)の剤形を、凍結乾燥製剤から液状製剤へ改良し、有効成分濃度を既存製剤の5%から10%へと高濃度化した静注用人免疫グロブリン製剤である。 有効成分濃度の高濃度化により投与液量が減少し、投与時間が短縮するとともに、より少ない水分負荷での大量療法が可能となる。また、既存薬は投与時に凍結乾燥粉末の溶解操作が必要だが、同薬では不要となる。