紅麹コレステヘルプ関連腎障害、調査結果を報告

日本腎臓学会

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 日本腎臓学会は3月14日に、昨年(2024年)3月末~6月初旬に同学会会員に実施した「紅麹コレステヘルプに関連した腎障害に関する調査研究」の2段階アンケート結果を報告した(関連記事「紅麹サプリ、中止後も8割超が腎機能回復せず」)。

 192例を解析対象とした初回調査では、使用製品、初診時の主訴、検査所見、病理所見、血液透析の有無などが報告された。追跡調査の回答が得られたのは114例。低カリウム血症(6.9%)、低リン血症(10.8%)、低尿酸血症(6.9%)、代謝性アシドーシス(0%)、尿糖陽性(0%)と、Fanconi症候群に関連する所見は著明に改善した一方、87.0%で推算糸球体濾過量(eGFR)の低下が持続していたことから、さらなる追跡調査を行う予定だという。

 調査結果の詳細は、Kidney International誌に掲載されている(Kidney Int 2025; 107: 530-540)。

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