アストラゼネカは3月14日までに、切除可能なⅡ~ⅣA期の胃がんおよび食道胃接合部がんに対する周術期治療として、抗PD-L1抗体デュルバルマブ(商品名イミフィンジ)をベースとするレジメンの有効性および安全性を評価したMATTERHORN試験で、主要評価項目が達成されたと発表した。関連記事「胃がん化学療法にICI上乗せ、アジアでも良好」 同試験では、標準治療のFLOT療法〔フルオロウラシル+ホリナート+オキサリプラチン+ドセタキセル〕にデュルバルマブを併用する術前補助療法、術後補助療法、その後デュルバルマブの単剤療法を実施するレジメンと周術期化学療法単独を比較。主要評価項目は無イベント生存(EFS)だった。 デュルバルマブとFLOT療法の安全性プロファイルは、各薬剤の既知のプロファイルと一致しており、新たな安全性に関する所見は示されなかった。 同社は、今回示されたデータを今後開催される医学会で発表し、各国の規制当局と共有する予定としている。