イネビリズマブ、IgG4関連疾患の適応追加を申請

田辺三菱

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 田辺三菱は3月21日、抗CD19抗体イネビリズマブ(商品名ユプリズナ)について、IgG4関連疾患の適応追加申請を行ったと発表した。IgG4関連疾患において、同薬は希少疾病用医薬品の指定を受けており、優先審査の対象となっている。

 IgG4関連疾患は、B細胞活性化によるIgG4陽性形質細胞が全身に浸潤し、複数の臓器で腫大、結節・肥厚性病変や線維化を伴う進行性の疾患であり、寛解期と予測不能な疾患再燃を特徴とする。国内で承認された治療薬はなく、ステロイド治療により一定の効果が見られるものの再発例が多く、再発時の治療法は確立されていない。

 今回の承認申請は、アムジェンと共同で実施した国際第Ⅲ相MITIGATE試験の結果に基づくもの(関連記事「IgG4関連疾患にイネビリズマブ、再燃リスク9割減」 )。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする