アミバンタマブ+化学療法、EGFR陽性進行NSCLCで一変承認

ヤンセンファーマ

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 ヤンセンファーマは本日(5月19日)、上皮成長因子受容体(EGFR)/間葉上皮転換因子(MET)二重特異性抗体アミバンタマブ(商品名ライブリバント)と化学療法(カルボプラチンおよびペメトレキセド)との併用療法について、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)治療後に増悪したEGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する用法用量の一部変更承認を取得したと発表した。(関連記事「アミバンタマブ+ラゼルチニブ、EGFR陽性進行NSCLCの一次治療で承認」)

 今回の承認は、第三世代EGFR-TKIオシメルチニブ単独療法後に増悪したEGFR遺伝子エクソン19欠失変異またはエクソン21のL858R置換変異を有する局所進行性/転移性NSCLC患者を対象に、アミバンタマブ+化学療法併用の有効性と安全性を評価した国際共同第Ⅲ相試験MARIPOSA-2の結果に基づくもの。化学療法単独群に対し、アミバンタマブ併用群では病勢進行または死亡のリスクが52%低かった。主要評価項目とした無増悪生存(PFS)中央値は化学療法単独群が4.2カ月、アミバンタマブ併用群が6.3カ月、奏効率はそれぞれ29%、53%だった。薬剤の中止につながる有害事象の発現率は8%で、安全性プロファイルは既報と一致していた。

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