メタノール測定用試薬Methanol Bioを発売

ロシュ・ダイアグノスティックス

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 ロシュ・ダイアグノスティックスは本日(5月30日)、ピキア酵母(Pichia pastoris)を用いたバイオ医薬品や産業用酵素の製造において、メタノール濃度の精密な管理をサポートするメタノール測定用試薬Methanol Bioを6月2日付で発売すると発表した(関連記事「アデノ随伴ウイルスベクター製造用のエンドヌクレアーゼ酵素を発売」)。

 ピキア酵母を用いた製造プロセスでは、培養液中のメタノール濃度を常に最適な範囲に維持する必要がある。そのため、安定した品質の製品を効率的に製造するには、培養液中のメタノール濃度の頻回に迅速かつ正確な測定が不可欠となる。

 同試薬は、細胞培養プロセスモニタリング装置Cedex Bio Analyzerシリーズに対応した自動測定用試薬。従来の高速液体クロマトグラフィーに匹敵する高精度な測定を、サンプル前処理なしで簡便に行える。膜センサー分析機と比べ、精度およびメタノールへの特異性が高く、他のアルコールの影響を受けにくいことから、ピキア酵母を用いた製造プロセスにおいてより精密な品質管理が期待できるという。

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