フィネレノン+SGLT2、糖尿病合併CKDで好結果 バイエル薬品 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする バイエル薬品は6月6日までに、2型糖尿病合併慢性腎臓病(CKD)治療薬の非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)フィネレノン(商品名ケレンディア)について、SGLT2阻害薬エンパグリフロジン(ジャディアンス)との同時併用療法の有効性と安全性を検討する第Ⅱ相二重盲検二重ダミーランダム化比較試験CONFIDENCEの良好な結果を第62回欧州腎臓学会議(ERA 2025、6月4~7日)で報告したと発表した(関連記事:「フィネレノンで糖尿病性CKDのFGF-23改善」)。 同試験では、2型糖尿病合併CKD患者818例を推算糸球体濾過量(eGFR)および尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)で層別化。①フィネレノン10mg/日または20mg/日+エンパグリフロジン10mg/日の併用群、②フィネレノン10mg/日または20mg/日+プラセボのフィネレノン単独群、③エンパグリフロジン10mg/日+プラセボのSGLT2阻害薬単独群-に1:1:1で割り付けて治療した。主要評価項目は、各単独群と比較した際の併用群の180日時におけるUACRのベースラインからの相対変化量とした。 解析の結果、180日時におけるUACRのベースラインからの相対変化量はフィネレノン単独群の-32%、SGLT2阻害薬単独群の-29%に対し、併用群では-52%まで低下。併用群は各単独群と比較してUACRの有意な低下を示した。また、併用群では開始後14日以内に30%以上のUACR低下が認められた。併用療法の安全性プロファイルはいずれかの単剤療法と同様であり、同療法のベネフィットは疾病負担が大きい集団を含む事前に規定された全てのサブグループで一貫して認められた。 同試験の詳細は、N Engl J Med(2025年6月5日オンライン版)に同時掲載された。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×