経口GLP-1受容体作動薬orforglipron、第Ⅲ相で好結果 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 中外製薬と日本イーライリリーは本日(8月8日)、中外製薬が創製しイーライリリー・アンド・カンパニーが開発中の経口GLP-1受容体作動薬orforglipronに関する新たなエビデンスを公開。北南米・日本を含むアジアなどで実施した国際第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験ATTAIN-1において、主要評価項目および全ての主な副次評価項目を達成したと発表した。(関連記事:「Orforglipron、重症低血糖なしにHbA1c低下」) 同試験の対象は、肥満または体重に関連する健康障害(高血圧、脂質異常、閉塞性睡眠時無呼吸、心血管疾患)を1つ以上保有する過体重の非糖尿病成人患者3,127例。orforglipron 6mg群、同12mg群、同36mg群、プラセボ群に3:3:3:4でランダムに割り付け、摂食および飲水の制限なく1日1回経口投与し、72週追跡した。 主要評価項目はベースライン(体重103.2kg、BMI 37.0)からの体重減少率とし、主な副次評価項目は10%以上体重減少達成率、15%以上体重減少達成率とした上で、有効性estimand(患者が試験で禁止されている体重管理治療法を開始することなく、追跡期間を完了した場合の有効性)を算出した。 解析の結果、orforglipronを投与した3群全てにおいて、プラセボとの比較で主要評価項目および全ての主な副次的評価項目の達成が認められた(表)。 表. 有効性estimandの結果 (日本イーライリリープレスリリース) 安全性プロファイルは既報のGLP-1受容体作動薬クラスと一貫していた。最も高頻度に報告された有害事象は消化器症状で、大半が軽度~中等度だった。肝機能に関する安全性シグナルは認められなかった。 同試験の詳細は、9月に開催される欧州糖尿病学会(EASD 2025)で発表し、査読付き学術誌に掲載する予定だという。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×