第49回日本睡眠学会が2025年6月28~29日に開催されました。大会長は広島大学大学院人間社会科学研究科の林光緒教授で、会場は広島大学霞キャンパス。本学会の会員は、医師、歯科医師、臨床検査技師、看護師、臨床心理士などの多職種から成り、専門分野も多岐にわたります。広島での開催は、1999年の第24回学会以来、四半世紀ぶり。1999年当時の会員数は600人余りでしたが、現在では4,000人を超えており、会場は瀬戸内海特有の暑さにも勝る熱気に包まれていました。学会テーマは「総合科学としての睡眠学」で、多角的な視点からのアプローチが印象的でした。今回は、私が注目したシンポジウム「OSA以外の睡眠関連呼吸障害に対するマネジメント」について紹介します。