日本臨床腫瘍学会などは昨日(8月19日)、日本化薬からの周知依頼として、今年(2025年)4月から出荷を停止していたトポイソメラーゼⅠ阻害薬ノギテカン(商品名ハイカムチン注射用1.1mg)について、10月ごろの供給再開を予定していると発表した。(関連記事「抗がん薬ノギテカンが出荷停止」)同薬は海外製造委託先工場において製造に関する逸脱が生じたため輸入ができない状況となっていたが、製品逸脱の原因が外観上の問題であることが明らかとなり、品質基準に適合した製品から順次輸入を開始している。 同社はまた、国内における安定供給体制を確保するため、今年8月15日に「ハイカムチン点滴静注液1mg/1mL」の製造販売承認を取得し、薬価収載は12月を予定していると発表した。効能または効果、効能または効果に関連する注意、用法および用量、用法および用量に関連する注意については既存製品と同様。