眼鏡やコンタクトレンズ以外の視力矯正法といえば、かつてはレーシックが主流だったが、近年は眼内コンタクトレンズ(ICL)が新たな選択肢として急速に普及しており、国内でのICL手術件数は年間約6万件に上る。インターネットなどの情報を通して、患者がICL導入施設に直接相談するケースが多いが、今後は非導入施設でもセカンドオピニオンを求められたり、ICL装着後の患者が来院したりするケースが増えると予想される。そこで、山王病院アイセンターセンター長でICL研究会の世話人代表を務める清水公也氏に、レーシックなどとの違い、ICLの適応、患者への対応などについて聞いた。