A型ボツリヌス毒素製剤、咬筋膨隆への適応追加

アッヴィ合同会社アラガン・エステティックス

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 アッヴィ合同会社アラガン・エステティックスは9月19日、A型ボツリヌス毒素製剤(商品名ボトックスビスタ、薬価未収載)について、成人に対する咬筋膨隆の適応追加承認を取得したと発表した。

 咬筋膨隆は、歯ぎしりや固い食品の咀嚼など特定の生活習慣により、左右または片側に咬筋の肥大が生じ、下顔面が幅広く、大きく角張って見えることがある。20~30歳代で多いとされ、審美的な悩みをはじめ、心理的負担や社会的活動の制限を介して健康関連QOLに悪影響を及ぼす。従来の治療選択肢は、生活習慣や食生活の改善などの保存的治療、骨切除をはじめとする外科的治療で、患者の負担の大きさ、侵襲性の高さが課題だった。

 今回の承認は、日本人の成人患者を対象とした第Ⅲ相試験に基づくもの。治療選択肢の拡充により、QOL向上に貢献することが期待される。

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