アステラス製薬は9月19日、C5阻害薬アバシンカプタド ペゴル(ACP、商品名アイザベイ硝子体内注射液20mg/mL)について、萎縮型加齢黄斑変性(AMD)における地図状萎縮(GA)の進行抑制を効能・効果として、条件付き承認制度に基づく製造販売承認を取得したと発表した。(関連記事「加齢黄斑変性治療薬のIZERVAY、日本で承認申請」) GAは萎縮型AMDの一病態で、国内で約10万人が罹患していると推定される。適切なタイミングで治療を受けない場合、患者の66%が失明または重度の視覚障害に至る可能性があるとされる。 同薬は、網膜細胞の変性を引き起こす補体系の活性を低下させることによりGAの進行を遅らせ、視覚障害を抑制することが期待される。日本では、GAを伴う萎縮型AMDに対するファーストインクラスの治療薬となる。