田辺三菱製薬は昨日(10月14日)、抗CD19抗体イネビリズマブ(商品名ユプリズナ)について、全身型重症筋無力症(gMG)の適応追加申請を行ったと発表した。同薬は、厚生労働省よりgMGに対する希少疾病用医薬品の指定を受けている。(関連記事「イネビリズマブ、IgG4関連疾患の適応追加を申請」) gMGは、神経筋接合部における病原性自己抗体が関与する慢性の自己免疫疾患。治療薬としてステロイド、免疫抑制剤、分子標的薬が承認されているが、病原性自己抗体を産生するB細胞を直接の標的とした治療薬はない。 今回の申請は、gMG患者を対象とした第Ⅲ相国際共同試験MINTのデータに基づく。