更年期障害の新薬、第Ⅳ相試験で主要評価項目を達成

アステラス製薬

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 アステラス製薬は昨日(10月23日)、非ホルモン選択的ニューロキニン(NK)3受容体拮抗薬fezolinetant(米国での商品名VEOZAH)について、縦断的観察研究である第Ⅳ相試験OPTION-VMSの初期解析データを発表。閉経に伴う血管運動神経症状(VMS)の困難さに関するスコアの有意な改善を示し、主要評価項目を達成したと報告した。(関連記事「更年期障害の新薬、ホルモン療法非適例にも奏効」)

 同試験は、閉経に伴うVMSを有する40〜75歳で非ホルモン療法を処方された998例の女性を対象とし、閉経期特有のQOLに関する質問票(Menopause-specific Quality of Life Questionnaire:;MENQOL)を用いてVMSに関する困難の変化を評価した。

 検討の結果、fezolinetant群は投与後12週時点で閉経を伴うVMSの困難さに関するスコアの有意な改善を示した。また、副次評価項目である投与後4週、8週時点においても、有意な改善を示した他、主観的および客観的な睡眠の質、労働生産性を含む活動障害に関しても有意な改善を示した。

 結果の詳細は、閉経学会年次総会(2025 Annual Meeting of The Menopause Society)で報告される。

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