新薬エクスプレス

遺伝性血管性浮腫へのdonidalorsen、EMAが承認勧告

大塚製薬

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 大塚製薬は本日(11月17日)、遺伝性血管性浮腫(HAE)の発作抑制薬donidalorsen(開発コードISIS 721744)について、11月14日付で欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)より販売承認の勧告を受領したと発表した。今回のCHMPによる承認勧告を受け、欧州委員会(EC)より67日以内に最終的な承認の可否が判断される予定。

 同薬は肝臓におけるプレカリクレイン(PKK)の産生を特異的に抑制するよう設計されたRNAを標的とする治療薬(関連記事「遺伝性血管性浮腫の新薬で欧州での独占販売権を取得」)。第Ⅲ相試験(OASIS-HAE、OASISplus)では、オートインジェクターによる自己投与時を含め、月平均HAE発作率の有意かつ持続的な減少など、複数の評価項目において良好な結果が得られている。

 

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