「過剰診断」はなぜ生まれる?

乳がん検診における過剰診断、課題と医療者への提言

帝京大学教授・濱島ちさと氏に聞く

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 乳がん検診は有効性が広く認識され、普及が進んでいる一方、検診効果の評価や施策決定において過剰診断という重大な不利益が長きにわたり議論されている。がん検診全般における過剰診断の概念は、乳がんの研究により体系的に整理された。帝京大学医療技術学部看護学科保健医療政策学分野教授の濱島ちさと氏に、乳がん検診における過剰診断と医療従事者の役割について聞いた(関連記事「がん検診「過剰診断」がもたらす不利益」)。

濱島 ちさと(はましま ちさと)

帝京大学医療技術学部看護学科保健医療政策分野 教授

帝京大学大学院医療データサイエンスプログラム 兼担教授

日本学術会議 連携会員

1983年岩手医科大学医学部卒

1987年同大学院修了

財団法人癌研究会付属病院検診センター 医員、慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 助手、聖マリアンナ医科大学予防医学教室 講師、国立研究開発法人国立がん研究センター検診 研究部検診評価研究室 室長を経て、2018年より現職

2005年から国立がん研究センターによる「有効性評価に基づくがん検診ガイドライン」の 作成に従事している

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