ヤンセンファーマは本日(11月21日)までに、開発中の経口薬インターロイキン(IL)-23選択的阻害薬icotrokinra(開発コードJNJ-77242113)について、中等症~重症の活動期潰瘍性大腸炎(UC)成人患者を対象とした第Ⅱb相プラセボ対照試験ANTHEM-UCにおいて、28週時点で臨床的寛解率と内視鏡的改善率で臨床的に意義のある結果を示したと発表した。 同試験では、icotrokinraを1日1回100mg/200mg/400mg群に分けて経口投与して有効性と安全性を評価。28週時点においてプラセボ群と比べicotrokinraの全ての用量群で、高い臨床的改善率(25.4% vs. 66.7%)、臨床的寛解率(9.5% vs. 31.7%)、内視鏡的改善率(11.1% vs. 38.1%)および組織学的・内視鏡的粘膜改善(HEMI)率(11.1% vs. 33.1%)を含む、持続的かつ臨床的に意義のある結果を示した。 なお同薬は11月7日、成人および青少年の尋常性乾癬、膿疱性乾癬および乾癬性紅皮症の治療薬として日本での製造販売承認を申請している(関連記事「新規経口IL-23阻害薬icotrokinraが承認申請」)。