ビッグデータで示す医療ランキング

糖尿病治療薬の処方ランキングは「不易流行」

「不易」の薬剤、「流行」の薬剤とは?

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 この10年を振り返ると、糖尿病領域では幾つかの新薬が市場導入されたのに加え、病態や保護すべき臓器に応じた薬剤選択のヒントとなる多くのエビデンスが蓄積され、ガイドラインにも影響を与えている。日本最大級の診療データベースを保有するメディカル・データ・ビジョン(MDV)の協力の下、糖尿病治療薬の処方実態を調査したところ、長く使い続けられている薬剤がある一方、最新エビデンスを踏まえて薬剤を使い分ける志向も示唆され、「不易流行」ともいうべき状況が見られた。


メディカル・データ・ビジョン株式会社

 病院への経営支援システムの提供と製薬企業などのデータ利活用支援サービスを二大事業として展開。保有する診療データベース(DB)は日本最大級の量と質を誇る。

 診療DBは病院のレセプトデータと診断群分類包括評価(Diagnosis Procedure Combination;DPC)データで二次利用許諾を得た匿名加工情報。その規模は実患者数で5,404万人に上る(2025年10月時点)。

 医学・薬学研究にEBMが求められる中、同社のDBは学術的にも高く評価されており、多方面にわたるリアルワールドデータ(RWD)研究で活用されている。

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