薬剤詳細データ

一般名

リドカイン塩酸塩

製品名

キシロカイン注射液「1%」エピレナミン(1:100,000)含有

薬効名

局所麻酔剤

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薬剤名

キシロカイン注射液「1%」エピレナミン(1:100,000)含有

yj-code

1214400A2029

添付文書No

1214400A1022_4_04

改定年月

2023-09

第1版

一般名

リドカイン塩酸塩

薬効分類名

局所麻酔剤


用法・用量

〈キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有〉 硬膜外麻酔;[基準最高用量:1回100mL]通常成人5~30mLを使用する。交感神経遮断には5~20mLを使用する。伝達麻酔;[基準最高用量:1回100mL]通常成人3~40mLを使用する。肋間神経遮断には5mLまでを使用する。浸潤麻酔;[基準最高用量:1回100mL]通常成人2~40mLを使用する。なお、いずれの場合も、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。 〈キシロカイン注射液「1%」エピレナミン(1:100,000)含有〉 硬膜外麻酔;[基準最高用量:1回50mL]通常成人10~30mLを使用する。伝達麻酔;[基準最高用量:1回50mL]通常成人3~20mLを使用する。肋間神経遮断には5mLまでを使用する。浸潤麻酔;[基準最高用量:1回50mL]通常成人2~40mLを使用する。表面麻酔;適量を塗布または噴霧する。なお、いずれの場合も、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。 〈キシロカイン注射液「2%」エピレナミン(1:80,000)含有〉 硬膜外麻酔;[基準最高用量:1回25mL]通常成人10~20mLを使用する。伝達麻酔;[基準最高用量:1回25mL]通常成人2~20mLを使用する。浸潤麻酔;[基準最高用量:1回25mL]通常成人2~25mLを使用する。眼科領域の麻酔には0.5~2mLを使用する。表面麻酔;適量を塗布または噴霧する。なお、いずれの場合も、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。

効能・効果

〈キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有〉 硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔 〈キシロカイン注射液「1%」エピレナミン(1:100,000)含有、キシロカイン注射液「2%」エピレナミン(1:80,000)含有〉 硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、表面麻酔

相互作用:併用禁忌

抗精神病薬


ブチロフェノン系薬剤(セレネース、トロペロン等)フェノチアジン系薬剤(ウインタミン等)イミノジベンジル系薬剤(クレミン等)ゾテピン(ロドピン)セロトニン・ドパミン拮抗薬(リスパダール等)多元受容体標的化抗精神病薬(セロクエル等)ドパミン受容体部分作動薬(エビリファイ)


α遮断薬(ミニプレス等)


過度の血圧低下を起こすことがある。


これらの薬剤のα受容体遮断作用により、アドレナリンのβ受容体刺激作用が優位になり、血圧低下があらわれる。


カテコールアミン製剤


イソプレナリン塩酸塩(プロタノール等)ノルアドレナリン(ノルアドリナリン)等


アドレナリン作動薬


β刺激薬(ベネトリン等)エフェドリン(エフェドリン)メチルエフェドリン(メチエフ等) 等


不整脈、場合により心停止があらわれることがある。


これらの薬剤のβ刺激作用により、交感神経興奮作用が増強すると考えられている。


相互作用:併用注意

ハロゲン含有吸入麻酔薬


ハロタン注1)、イソフルラン注2)、セボフルラン注3) 、デスフルラン注4)


頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。


これらの薬剤は、心筋のアドレナリン受容体の感受性を亢進させる。


三環系抗うつ薬


イミプラミン等


セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)


ミルナシプラン等


その他の抗うつ薬


マプロチリン等


MAO阻害薬


血圧上昇を起こすことがある。


これらの薬剤は、アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを阻害し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させ、アドレナリン作動性神経刺激作用を増強させる。


メチルフェニデート


血圧上昇を起こすことがある。


これらの薬剤は、アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを阻害し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させ、アドレナリン作動性神経刺激作用を増強させる。


非選択性β遮断薬


プロプラノロール等


血管収縮、血圧上昇、徐脈を起こすことがある。


これらの薬剤のβ受容体遮断作用により、アドレナリンのα受容体刺激作用が優位になり、血管抵抗性を上昇させる。


分娩促進薬


オキシトシン等


麦角アルカロイド類


エルゴメトリン等


血圧上昇を起こすことがある。


併用により血管収縮作用が増強される。


クラスⅢ抗不整脈剤


アミオダロン等


心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。


作用が増強することが考えられる。


ジギタリス製剤


異所性不整脈があらわれることがある。


ともに異所性刺激能を有し、不整脈発現の可能性が高くなると考えられている。


キニジン


心室細動があらわれることがある。


相互に心筋に対する作用を増強すると考えられている。


甲状腺製剤


チロキシン等


冠不全発作があらわれることがある。


甲状腺ホルモンは心筋のβ受容体を増加させるため、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。


ブロモクリプチン


血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある。


機序は明らかではないが、アドレナリンの血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられている。


利尿剤チアジド系利尿剤


トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等


チアジド系類似剤


インダパミド等


ループ利尿剤


フロセミド等


カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトン


アドレナリンの作用が減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、利尿剤の一時休薬等を行うこと。


併用によりアドレナリンの血管反応性を低下させることがある。


注1)ハロタン麻酔中のヒトの50%に心室性期外収縮を誘発するアドレナリン量(粘膜下投与)は2.1μg/kgと報告されている。この量は60kgのヒトの場合、注射液0.5%、1%(10万倍希釈アドレナリン含有)12.5mLに相当し、注射液2%(8万倍希釈アドレナリン含有)10mLに相当する。注2)イソフルラン麻酔中のヒトの50%に心室性期外収縮を誘発するアドレナリン量(粘膜下投与)は6.7μg/kgと報告されている。この量は60kgのヒトの場合、注射液0.5%、1%(10万倍希釈アドレナリン含有)40mLに相当し、注射液2%(8万倍希釈アドレナリン含有)32mLに相当する。注3)セボフルラン麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。アドレナリン5μg/kgは60kgのヒトの場合、注射液0.5%、1%(10万倍希釈アドレナリン含有)30mLに相当し、注射液2%(8万倍希釈アドレナリン含有)24mLに相当する。注4)デスフルラン麻酔中、7.0μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、7.0μg/kg~13.0μg/kgのアドレナリンを投与した場合、50%(6/12例)の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。アドレナリン7.0μg/kgは60kgのヒトの場合、注射液0.5%、1%(10万倍希釈アドレナリン含有)42mLに相当し、注射液2%(8万倍希釈アドレナリン含有)33.6mLに相当する。


副作用:重大な副作用

1: ショック(頻度不明)

-徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害等を生じ、まれに心停止を来すことがある。また、まれにアナフィラキシーショックを起こしたとの報告がある。2: 意識障害、振戦、痙攣(いずれも頻度不明)

-意識障害、振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。3: 肺水腫(頻度不明)

-初期症状として血圧異常上昇があらわれることがある。4: 呼吸困難(頻度不明)

5: 心停止(頻度不明)

-初期症状として頻脈、不整脈、心悸亢進、胸内苦悶があらわれることがある。

副作用:その他副作用


循環器 -頻脈、期外収縮、血圧変動等
中枢神経注1) -眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、頭痛等
消化器注1) -悪心・嘔吐等
過敏症 -蕁麻疹等の皮膚症状、浮腫等
その他 -結膜充血、眼痛、熱感、発汗、胸内苦悶、顔面潮紅・蒼白等

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
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宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
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