薬剤詳細データ

一般名

メペンゾラート臭化物

製品名

トランコロンP配合錠

薬効名

自律神経剤

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薬剤名

トランコロンP配合錠

yj-code

1239101F1037

添付文書No

1239101F1037_1_13

改定年月

2024-10

第4版

一般名

メペンゾラート臭化物

薬効分類名

過敏大腸症治療剤


用法・用量

通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

過敏大腸症(イリタブルコロン)

相互作用:併用禁忌

ボリコナゾール(ブイフェンド)


タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合:アドシルカ)


マシテンタン(オプスミット)


チカグレロル(ブリリンタ)


ドラビリン(ピフェルトロ)


リルピビリン


(エジュラント、リカムビス)


イサブコナゾニウム


(クレセンバ)


これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


カボテグラビル


(ボカブリア)


カボテグラビルの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールのUGT1A1誘導作用による。


ニルマトレルビル・リトナビル


(パキロビッドパック)


ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝が促進され、血中濃度が低下することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


ドルテグラビル・リルピビリン(ジャルカ配合錠)


ドルテグラビル及びリルピビリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。


リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン(オデフシィ配合錠)


リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ダルナビル・コビシスタット(プレジコビックス配合錠)


ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


アルテメテル・ルメファントリン(リアメット配合錠)


アルテメテル及びルメファントリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


ミフェプリストン・ミソプロストール


(メフィーゴパック)


ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまでミフェプリストン・ミソプロストールを投与しないこと。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ゲンボイヤ配合錠)


エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(シムツーザ配合錠)


ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ビクタルビ配合錠)


ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ソホスブビル・べルパタスビル(エプクルーサ配合錠)


ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


相互作用:併用注意

三環系抗うつ剤


イミプラミン


アミトリプチリン





フェノチアジン系薬剤


クロルプロマジン





抗ヒスタミン剤


ジフェンヒドラミン





抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。


本剤中のメペンゾラート臭化物及びこれらの薬剤はともに抗コリン作用を有するため相加的に抗コリン作用が増強されることがある。


モノアミン酸化酵素阻害剤


抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。


相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


本剤中のメペンゾラート臭化物の代謝が阻害され、抗コリン作用が増強されることがある。


機序不明


中枢神経抑制剤


フェノチアジン系薬剤


バルビツール酸誘導体


トランキライザー


トピラマート





抗ヒスタミン剤


ジフェンヒドラミン





アルコール


相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。


三環系抗うつ剤


イミプラミン





四環系抗うつ剤


マプロチリン





相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


これらの抗うつ剤の血中濃度が低下することがある。


本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


メチルフェニデート


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがあるので、減量するなど注意すること。


メチルフェニデートが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制すると考えられている。


バルプロ酸


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。


バルプロ酸の血中濃度が低下することがある。


高アンモニア血症の発現リスクが高まるおそれがある。


バルプロ酸が本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制する。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


機序不明


スチリペントール


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。


スチリペントールの血中濃度が低下することがある。


スチリペントールが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制する。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


クロバザム


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがある。


クロバザムの血中濃度が低下することがある。


機序不明


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


ソホスブビル


ソホスブビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールのP糖蛋白誘導作用による。


イリノテカン


イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


主にCYP3Aで代謝される薬剤


副腎皮質ホルモン剤


デキサメタゾン





卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤


ノルゲストレル・エチニルエストラジオール





PDE5阻害剤


タダラフィル(勃起不全、前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合:シアリス、ザルティア)


シルデナフィル


バルデナフィル


アゼルニジピン


イグラチモド


イマチニブ


カルバマゼピン


シクロスポリン


ゾニサミド


タクロリムス


フェロジピン


ベラパミル


モンテルカスト





これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


アミノフィリン水和物


クロラムフェニコール


テオフィリン


パロキセチン


フレカイニド


これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


ラモトリギン


デフェラシロクス


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。


本剤中のフェノバルビタールがこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。


ルフィナミド


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。


機序不明


ドキシサイクリン


ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリン


クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


アルベンダゾール


アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。


機序不明


利尿剤


チアジド系降圧利尿剤





起立性低血圧が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


機序は不明であるが、本剤中のフェノバルビタールは高用量で血圧を低下させることがある。


アセタゾラミド


クル病、骨軟化症があらわれやすい。


本剤中のフェノバルビタールによるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。


アセトアミノフェン


本剤中のフェノバルビタールの長期連用により、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN‐アセチル‐p‐ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。


本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。


本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。


副作用:重大な副作用

1: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)

-発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。2: 過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV‐6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。3: 依存性(頻度不明)

-本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。,,,4: 顆粒球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)

5: 肝機能障害(頻度不明)

-AST、ALT、γ‐GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。,6: 呼吸抑制(頻度不明)

-,

副作用:その他副作用


精神神経系 -眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、頭重、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動
眼 -視調節障害
過敏症 -発疹(猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様等)
血液 -血小板減少、巨赤芽球性貧血
肝臓 -AST・ALT・γ‐GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸
泌尿器 -排尿障害、蛋白尿等の腎障害
消化器 -口渇、便秘、悪心・嘔吐、食欲不振
骨・歯 -クル病、骨軟化症、歯牙の形成不全、低カルシウム血症
内分泌系 -甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常
その他 -血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿、発熱

薬剤名

トランコロンP配合錠

yj-code

1239101F1037

添付文書No

1239101F1037_1_13

改定年月

2024-10

第4版

一般名

メペンゾラート臭化物

薬効分類名

過敏大腸症治療剤


用法・用量

通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

過敏大腸症(イリタブルコロン)

相互作用:併用禁忌

ボリコナゾール(ブイフェンド)


タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合:アドシルカ)


マシテンタン(オプスミット)


チカグレロル(ブリリンタ)


ドラビリン(ピフェルトロ)


リルピビリン


(エジュラント、リカムビス)


イサブコナゾニウム


(クレセンバ)


これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


カボテグラビル


(ボカブリア)


カボテグラビルの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールのUGT1A1誘導作用による。


ニルマトレルビル・リトナビル


(パキロビッドパック)


ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝が促進され、血中濃度が低下することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


ドルテグラビル・リルピビリン(ジャルカ配合錠)


ドルテグラビル及びリルピビリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。


リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン(オデフシィ配合錠)


リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ダルナビル・コビシスタット(プレジコビックス配合錠)


ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


アルテメテル・ルメファントリン(リアメット配合錠)


アルテメテル及びルメファントリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


ミフェプリストン・ミソプロストール


(メフィーゴパック)


ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまでミフェプリストン・ミソプロストールを投与しないこと。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。


エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ゲンボイヤ配合錠)


エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(シムツーザ配合錠)


ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ビクタルビ配合錠)


ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


ソホスブビル・べルパタスビル(エプクルーサ配合錠)


ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。


相互作用:併用注意

三環系抗うつ剤


イミプラミン


アミトリプチリン





フェノチアジン系薬剤


クロルプロマジン





抗ヒスタミン剤


ジフェンヒドラミン





抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。


本剤中のメペンゾラート臭化物及びこれらの薬剤はともに抗コリン作用を有するため相加的に抗コリン作用が増強されることがある。


モノアミン酸化酵素阻害剤


抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。


相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


本剤中のメペンゾラート臭化物の代謝が阻害され、抗コリン作用が増強されることがある。


機序不明


中枢神経抑制剤


フェノチアジン系薬剤


バルビツール酸誘導体


トランキライザー


トピラマート





抗ヒスタミン剤


ジフェンヒドラミン





アルコール


相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。


三環系抗うつ剤


イミプラミン





四環系抗うつ剤


マプロチリン





相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


これらの抗うつ剤の血中濃度が低下することがある。


本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


メチルフェニデート


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがあるので、減量するなど注意すること。


メチルフェニデートが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制すると考えられている。


バルプロ酸


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。


バルプロ酸の血中濃度が低下することがある。


高アンモニア血症の発現リスクが高まるおそれがある。


バルプロ酸が本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制する。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


機序不明


スチリペントール


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。


スチリペントールの血中濃度が低下することがある。


スチリペントールが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制する。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


クロバザム


本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがある。


クロバザムの血中濃度が低下することがある。


機序不明


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


ソホスブビル


ソホスブビルの血中濃度が低下するおそれがある。


本剤中のフェノバルビタールのP糖蛋白誘導作用による。


イリノテカン


イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


主にCYP3Aで代謝される薬剤


副腎皮質ホルモン剤


デキサメタゾン





卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤


ノルゲストレル・エチニルエストラジオール





PDE5阻害剤


タダラフィル(勃起不全、前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合:シアリス、ザルティア)


シルデナフィル


バルデナフィル


アゼルニジピン


イグラチモド


イマチニブ


カルバマゼピン


シクロスポリン


ゾニサミド


タクロリムス


フェロジピン


ベラパミル


モンテルカスト





これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


アミノフィリン水和物


クロラムフェニコール


テオフィリン


パロキセチン


フレカイニド


これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


ラモトリギン


デフェラシロクス


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。


本剤中のフェノバルビタールがこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。


ルフィナミド


これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。


機序不明


ドキシサイクリン


ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリン


クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。


アルベンダゾール


アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。


機序不明


利尿剤


チアジド系降圧利尿剤





起立性低血圧が増強することがあるので、減量するなど注意すること。


機序は不明であるが、本剤中のフェノバルビタールは高用量で血圧を低下させることがある。


アセタゾラミド


クル病、骨軟化症があらわれやすい。


本剤中のフェノバルビタールによるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。


アセトアミノフェン


本剤中のフェノバルビタールの長期連用により、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。


本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN‐アセチル‐p‐ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。


本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。


本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。


副作用:重大な副作用

1: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)

-発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。2: 過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV‐6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。3: 依存性(頻度不明)

-本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。,,,4: 顆粒球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)

5: 肝機能障害(頻度不明)

-AST、ALT、γ‐GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。,6: 呼吸抑制(頻度不明)

-,

副作用:その他副作用


精神神経系 -眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、頭重、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動
眼 -視調節障害
過敏症 -発疹(猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様等)
血液 -血小板減少、巨赤芽球性貧血
肝臓 -AST・ALT・γ‐GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸
泌尿器 -排尿障害、蛋白尿等の腎障害
消化器 -口渇、便秘、悪心・嘔吐、食欲不振
骨・歯 -クル病、骨軟化症、歯牙の形成不全、低カルシウム血症
内分泌系 -甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常
その他 -血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿、発熱

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 783,296 0 44,060 61,514 87,750 124,678 153,082 124,407 120,299 54,698 12,808 0
女性 815,669 0 54,579 65,574 74,813 108,406 136,971 120,816 120,188 110,779 23,543 0
合計 1,599,336 0 98,639 127,088 162,563 233,084 290,053 245,223 240,487 165,477 36,351 0
男性 783,296 0 44,060 61,514 87,750 124,678 153,082 124,407 120,299 54,698 12,808 0
女性 815,669 0 54,579 65,574 74,813 108,406 136,971 120,816 120,188 110,779 23,543 0
合計 1,599,336 0 98,639 127,088 162,563 233,084 290,053 245,223 240,487 165,477 36,351 0
男性 783,296 0 44,060 61,514 87,750 124,678 153,082 124,407 120,299 54,698 12,808 0
女性 815,669 0 54,579 65,574 74,813 108,406 136,971 120,816 120,188 110,779 23,543 0
合計 1,599,336 0 98,639 127,088 162,563 233,084 290,053 245,223 240,487 165,477 36,351 0
男性 783,296 0 44,060 61,514 87,750 124,678 153,082 124,407 120,299 54,698 12,808 0
女性 815,669 0 54,579 65,574 74,813 108,406 136,971 120,816 120,188 110,779 23,543 0
合計 1,599,336 0 98,639 127,088 162,563 233,084 290,053 245,223 240,487 165,477 36,351 0
男性 783,296 0 44,060 61,514 87,750 124,678 153,082 124,407 120,299 54,698 12,808 0
女性 815,669 0 54,579 65,574 74,813 108,406 136,971 120,816 120,188 110,779 23,543 0
合計 1,599,336 0 98,639 127,088 162,563 233,084 290,053 245,223 240,487 165,477 36,351 0
男性 783,296 0 44,060 61,514 87,750 124,678 153,082 124,407 120,299 54,698 12,808 0
女性 815,669 0 54,579 65,574 74,813 108,406 136,971 120,816 120,188 110,779 23,543 0
合計 1,599,336 0 98,639 127,088 162,563 233,084 290,053 245,223 240,487 165,477 36,351 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道81,993
東北192,643
関東545,875
中部156,460
近畿295,272
中国・四国180,151
九州146,941
合計1,599,336
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道81,993
北東北44,096
南東北48,572
北関東101,000
南関東444,875
甲信越63,167
北陸19,749
東海137,028
関西231,788
中国104,665
四国75,486
北九州84,438
南九州57,331
沖縄10,344
合計1,599,336
都道府県別
都道府県名 合計
北海道81,993
青森県33,821
岩手県99,975
宮城県15,401
秋田県10,275
山形県4,152
福島県29,019
茨城県62,694
栃木県17,900
群馬県20,406
埼玉県69,060
千葉県39,264
東京都210,374
神奈川県126,177
新潟県11,302
富山県2,046
石川県15,807
福井県1,896
山梨県22,060
長野県29,805
岐阜県7,360
静岡県12,829
愛知県53,355
三重県63,484
滋賀県5,383
京都府16,198
大阪府94,251
兵庫県69,538
奈良県35,822
和歌山県10,596
鳥取県11,280
島根県9,264
岡山県13,603
広島県30,982
山口県39,536
徳島県9,552
香川県27,208
愛媛県32,260
高知県6,466
福岡県63,547
佐賀県5,137
長崎県6,039
熊本県3,301
大分県6,414
宮崎県7,192
鹿児島県50,139
沖縄県5,172
合計1,599,336
更新予告まとめ