薬剤詳細データ

一般名

エリスロマイシンステアリン酸塩

製品名

エリスロシン錠200mg

薬効名

主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの

添付文書(抜粋)

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薬剤名

エリスロシン錠200mg

yj-code

6141004F2042

添付文書No

6141004F1038_3_07

改定年月

2024-07

第4版

一般名

エリスロマイシンステアリン酸塩

薬効分類名

マクロライド系抗生物質製剤


用法・用量

通常、成人にはエリスロマイシンとして1日800~1200mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。小児には1日体重1kgあたり25~50mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、小児用量は成人量を上限とする。

効能・効果

<適応菌種> エリスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、軟性下疳菌、百日咳菌、破傷風菌、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、マイコプラズマ属 <適応症> 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、乳腺炎、骨髄炎、扁桃炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、軟性下疳、梅毒、子宮内感染、中耳炎、歯冠周囲炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳、破傷風

相互作用:併用禁忌

エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン)


ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩


四肢の虚血、血管攣縮等が報告されている。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ピモジド


QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等が発現するおそれがある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)


ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


クリンダマイシン(注射剤、経口剤)(ダラシンS注射液、ダラシンカプセル)


リンコマイシン塩酸塩水和物(リンコシン)


併用してもこれらの薬剤の効果があらわれないと考えられる。


本剤の細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性がこれらの薬剤より高いと考えられる。


相互作用:併用注意

ジソピラミド


キニジン硫酸塩水和物


QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


テオフィリン,


アミノフィリン水和物


悪心・嘔吐、不整脈、痙攣等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


シクロスポリン


タクロリムス水和物


腎障害等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ワルファリンカリウム


出血傾向、プロトロンビン時間延長等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


イリノテカン塩酸塩水和物


骨髄機能抑制、下痢等の副作用を増強するおそれがあるため、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ビンカアルカロイド


ビンブラスチン硫酸塩


ビノレルビン酒石酸塩等


好中球減少、筋肉痛等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


バルプロ酸ナトリウム


傾眠、運動失調等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


フェロジピン


降圧作用の増強が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ベラパミル塩酸塩


血圧低下、徐脈性不整脈、乳酸アシドーシス等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ミダゾラム


トリアゾラム


鎮静作用の増強が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


カルバマゼピン


めまい、運動失調等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


コルヒチン


下痢、腹痛、発熱、筋肉痛、汎血球減少、呼吸困難等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


シンバスタチン


アトルバスタチンカルシウム水和物


シンバスタチン、アトルバスタチンカルシウム水和物との併用により、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれたとの報告がある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ピタバスタチンカルシウム水和物


シンバスタチン、アトルバスタチンカルシウム水和物との併用により、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれたとの報告がある。


本剤がピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害するためと考えられる。


ブロモクリプチンメシル酸塩


ドセタキセル水和物


パクリタキセル


セレギリン塩酸塩


シルデナフィルクエン酸塩


バルデナフィル塩酸塩水和物


タダラフィル


シロスタゾール


減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ブロナンセリン


クロザピン


ゾピクロン


アルプラゾラム


エプレレノン


エレトリプタン臭化水素酸塩


エベロリムス


サキナビルメシル酸塩


これらの薬剤の作用が増強するおそれがある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ドンペリドン


ドンペリドンの血中濃度が上昇する。また、ドンペリドンとの併用により、QT延長が報告されている。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


副腎皮質ホルモン剤


メチルプレドニゾロン等


これらの薬剤の消失半減期が延長するとの報告があるので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制することがある。


エバスチン


エバスチンの代謝物カレバスチンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制することがある。


エドキサバントシル酸塩水和物


出血のリスクを増大させるおそれがある。併用する場合、エドキサバントシル酸塩水和物の用量は、エドキサバントシル酸塩水和物の電子添文を参照すること。


本剤がP-糖蛋白質を阻害し、エドキサバンの血中濃度を上昇させるためと考えられる。


ジゴキシン


ジゴキシンの作用増強による嘔気、嘔吐、不整脈等の中毒症状が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤の腸内細菌叢への影響により、ジゴキシンの代謝が抑制される。


ザフィルルカスト


ザフィルルカストの血中濃度が低下するとの報告がある。


機序は不明である。


シメチジン


難聴が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が抑制され、血中濃度が上昇すると考えられる。


リトナビル


本剤のAUCが上昇することが予想される。


これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が抑制され、血中濃度が上昇すると考えられる。


クリンダマイシン(外用剤)


併用してもクリンダマイシンの効果があらわれないと考えられる。


本剤の細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性がクリンダマイシンより高いと考えられる。


リバーロキサバン


リバーロキサバンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


本剤がCYP3A4及びP-糖蛋白質を阻害することによりリバーロキサバンのクリアランスが減少する。


フェキソフェナジン塩酸塩


フェキソフェナジンの血漿中濃度を上昇させるとの報告がある。


P-糖蛋白質の阻害によるフェキソフェナジンのクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される。


CYP3A4誘導作用を有する薬剤


リファンピシン、リファブチン、フェニトイン、フェノバルビタール等


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の作用が減弱するおそれがある。


これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝を促進し、本剤の血中濃度を低下させる。


副作用:重大な副作用

1: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。2: 心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、QT延長(頻度不明)

3: ショック、アナフィラキシー(頻度不明)

-呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)

5: 急性腎障害(急性間質性腎炎)(頻度不明)

6: 肝機能障害、黄疸(頻度不明)

-AST、ALT、ALPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹-蕁麻疹、血管性浮腫
消化器 -食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛、胃部不快感、下痢、鼓腸、便秘-腹部痙攣、膵炎
眼 -視力低下、霧視

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 12,607,111 5,112 70,499 123,244 221,763 468,140 778,945 1,741,436 4,825,115 3,876,249 499,416 2,304
女性 21,379,540 3,255 62,169 142,161 348,364 819,480 1,570,026 3,975,249 7,893,014 5,697,337 859,832 11,908
合計 33,995,270 8,367 132,668 265,405 570,127 1,287,620 2,348,971 5,716,685 12,718,129 9,573,586 1,359,248 14,212
男性 12,607,111 5,112 70,499 123,244 221,763 468,140 778,945 1,741,436 4,825,115 3,876,249 499,416 2,304
女性 21,379,540 3,255 62,169 142,161 348,364 819,480 1,570,026 3,975,249 7,893,014 5,697,337 859,832 11,908
合計 33,995,270 8,367 132,668 265,405 570,127 1,287,620 2,348,971 5,716,685 12,718,129 9,573,586 1,359,248 14,212
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道685,131
東北2,456,290
関東12,839,419
中部6,647,152
近畿5,076,758
中国・四国2,276,078
九州4,014,443
合計33,995,270
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道685,131
北東北781,701
南東北1,384,111
北関東2,094,229
南関東10,745,190
甲信越1,887,999
北陸877,702
東海4,306,702
関西4,651,507
中国1,432,885
四国843,193
北九州3,299,892
南九州456,169
沖縄516,764
合計33,995,270
都道府県別
都道府県名 合計
北海道685,131
青森県358,192
岩手県290,478
宮城県536,384
秋田県423,509
山形県517,534
福島県330,193
茨城県1,116,626
栃木県744,938
群馬県232,665
埼玉県2,242,756
千葉県1,715,054
東京都4,228,062
神奈川県2,559,318
新潟県832,890
富山県338,571
石川県393,631
福井県145,500
山梨県306,289
長野県748,820
岐阜県324,664
静岡県1,849,517
愛知県1,707,270
三重県425,251
滋賀県325,447
京都府781,682
大阪府1,865,272
兵庫県1,180,917
奈良県238,511
和歌山県259,678
鳥取県143,747
島根県268,666
岡山県140,286
広島県409,444
山口県470,742
徳島県200,783
香川県144,659
愛媛県291,557
高知県206,194
福岡県1,041,496
佐賀県208,266
長崎県558,590
熊本県1,043,125
大分県448,415
宮崎県218,214
鹿児島県237,955
沖縄県258,382
合計33,995,270
更新予告まとめ