薬剤詳細データ

一般名

リファンピシンカプセル

製品名

リファンピシンカプセル150mg「サンド」

薬効名

抗酸菌症治療薬

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薬剤名

リファンピシンカプセル150mg「サンド」

yj-code

6164001M1186

添付文書No

6164001M1186_3_20

改定年月

2024-05

第2版

一般名

リファンピシンカプセル

薬効分類名

抗酸菌症治療薬


用法・用量

〈肺結核及びその他の結核症〉 通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。ただし、感性併用剤のある場合は週2日投与でもよい。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する。また、他の抗結核剤との併用が望ましい。 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉 通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状、体重により適宜増減するが、1日最大量は600mg(力価)を超えない。 〈ハンセン病〉 通常成人には、リファンピシンとして1回600mg(力価)を1ヵ月に1~2回または1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する。また、他の抗ハンセン病剤と併用すること。

効能・効果

〈適応菌種〉本剤に感性のマイコバクテリウム属〈適応症〉肺結核及びその他の結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症、ハンセン病

相互作用:併用禁忌

精神神経用剤


ルラシドン塩酸塩


ラツーダ


ルラシドン塩酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、ルラシドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


循環器官用薬


タダラフィル


アドシルカ


タダラフィルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、本剤(600mg/日)の併用で、タダラフィル(10mg)のCmax及びAUCをそれぞれ46%及び88%低下させると考えられている。


循環器官用薬


マシテンタン


オプスミット


マシテンタンの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、マシテンタンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


ペマフィブラート


パルモディア


ペマフィブラートの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がトランスポーター(OATP1B1及びOATP1B3)を阻害すると考えられている。


血液・体液用剤


チカグレロル


ブリリンタ


チカグレロルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、チカグレロルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗悪性腫瘍剤


ロルラチニブ


ローブレナ


ALT及びASTが上昇するおそれがある。


機序は不明である。


抗真菌剤


ボリコナゾール


ブイフェンド


ボリコナゾールの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、ボリコナゾールのCmax及びAUCをそれぞれ93%及び96%低下させると考えられている。


抗真菌剤


イサブコナゾニウム硫酸塩


クレセンバ


イサブコナゾニウム硫酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、イサブコナゾニウム硫酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ホスアンプレナビルカルシウム水和物


レクシヴァ


アタザナビル硫酸塩


レイアタッツ


これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤又は活性代謝物の代謝を促進し、血中濃度を1/5以下に低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


リルピビリン塩酸塩


エジュラント


これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、リルピビリン塩酸塩の代謝を促進し、Cmin、Cmax及びAUC24をそれぞれ89%、69%及び80%低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン


オデフシィ


リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、P糖蛋白誘導作用により、テノホビル アラフェナミドの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩


ジャルカ


ドルテグラビル及びリルピビリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、CYP3A4誘導作用によりリルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ゲンボイヤ


エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、エルビテグラビル及びコビシスタットの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドラビリン


ピフェルトロ


ドラビリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


カボテグラビル


カボテグラビルナトリウム


ボカブリア


カボテグラビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のUGT1A1誘導作用により、カボテグラビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


レナカパビルナトリウム


シュンレンカ


レナカパビルの作用が減弱し、耐性が発現するおそれがある。


本剤のCYP3A、P糖蛋白及びUGT1A1 誘導作用により、レナカパビルの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


ソホスブビル


ソバルディ


ソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル


ハーボニー


レジパスビル アセトン付加物及びソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


ソホスブビル・ベルパタスビル


エプクルーサ


ソホスブビル及びベルパタスビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP及びP糖蛋白誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル


マヴィレット


グレカプレビル水和物及びピブレンタスビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ベムリディ


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


ビクテグラビルナトリウム・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ビクタルビ


ビクテグラビルの血漿中濃度が低下するため、効果が減弱し、耐性が発現する可能性があることから、併用しないこと。また、テノホビル アラフェナミドの血漿中濃度も低下する可能性がある。


本剤のCYP3A、UGT1A1及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


アメナメビル


アメナリーフ


アメナメビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アメナメビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


ニルマトレルビル・リトナビル


パキロビッド


ニルマトレルビル及びリトナビルの作用の減弱や耐性出現のおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


エンシトレルビル フマル酸


ゾコーバ


エンシトレルビル フマル酸の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、エンシトレルビル フマル酸の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗原虫剤


アルテメテル・ルメファントリン


リアメット


アルテメテル及びルメファントリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アルテメテル及びルメファントリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


駆虫剤


プラジカンテル


ビルトリシド


プラジカンテルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、プラジカンテルの代謝を促進し、血中濃度を約100%低下させると考えられている。


相互作用:併用注意

催眠鎮静剤、抗不安剤


ベンゾジアゼピン系薬剤


ジアゼパムミダゾラムトリアゾラム等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


催眠鎮静剤、抗不安剤


不眠症治療薬


ゾルピデム酒石酸塩ゾピクロン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗てんかん剤


フェニトインカルバマゼピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗てんかん剤


ラモトリギン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


解熱鎮痛消炎剤


アセトアミノフェン


本剤の長期投与により、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。


解熱鎮痛消炎剤


ブプレノルフィン塩酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ブプレノルフィン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗パーキンソン剤


イストラデフィリン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


精神神経用剤


ハロペリドールブロムペリドールオランザピンクエチアピンフマル酸塩クロザピンノルトリプチリン塩酸塩ミルタザピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


中枢神経系用薬


ドネペジル塩酸塩スボレキサント


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


鎮けい剤


チザニジン塩酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


強心剤


ジギタリス製剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


不整脈用剤


キニジン硫酸塩水和物メキシレチン塩酸塩ジソピラミドプロパフェノン塩酸塩ピルシカイニド塩酸塩水和物β遮断剤


メトプロロール酒石酸塩プロプラノロール塩酸塩等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


利尿剤


トルバプタン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下剤


ブナゾシン塩酸塩エプレレノンカルベジロールアゼルニジピン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下剤


エナラプリルマレイン酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


機序は不明である。


血管収縮剤


エレトリプタン臭化水素酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血管拡張剤


カルシウム拮抗薬


ベラパミル塩酸塩ニフェジピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


クロフィブラートフルバスタチンナトリウムCYP3A4で代謝される薬剤


シンバスタチン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


ピタバスタチンカルシウム


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、ピタバスタチンのCmax及びAUCが上昇したとの報告がある。


有機アニオントランスポーターを介したピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害すると考えられる。


循環器官用薬


ボセンタン水和物トレプロスチニル


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


循環器官用薬


セレキシパグ


セレキシパグの活性代謝物のAUCが低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP2C8)誘導作用により、セレキシパグの活性代謝物の代謝が促進すると考えられている。


気管支拡張剤


テオフィリン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


消化器官用薬


5-HT3受容体拮抗型制吐薬


オンダンセトロン塩酸塩水和物


NK1受容体拮抗型制吐薬


ホスアプレピタントメグルミン


セビメリン塩酸塩水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。


副腎皮質ホルモン剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


卵胞ホルモン・黄体ホルモン剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


ホスホジエステラーゼ5阻害剤


シルデナフィルクエン酸塩バルデナフィル塩酸塩水和物タダラフィル(シアリス、ザルティア)


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


過活動膀胱治療薬


コハク酸ソリフェナシン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


過活動膀胱治療薬


ミラベグロンビベグロン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


外皮用薬


ジアフェニルスルホン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ジアフェニルスルホンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血液凝固阻止剤


クマリン系抗凝固薬


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血液凝固阻止剤


リバーロキサバンアピキサバン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


血液凝固阻止剤


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩


ダビガトランの血中濃度が低下することがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


血液・体液用薬


クロピドグレル硫酸塩


クロピドグレル硫酸塩の血小板阻害作用が増強されることにより、出血リスクが高まるおそれがある。クロピドグレル硫酸塩との併用は避けることが望ましい。


本剤のCYP2C19誘導作用により、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血漿中濃度が上昇すると考えられている。


解毒剤


デフェラシロクス


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


糖尿病用剤


カナグリフロジン水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT1A9及びUGT2B4誘導作用によるものと考えられている。


糖尿病用剤


その他CYP3A4等で代謝される経口糖尿病薬


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


代謝性医薬品


ミコフェノール酸モフェチルシクロスポリンタクロリムス水和物トファシチニブクエン酸塩エリグルスタット酒石酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


代謝性医薬品


レフルノミド


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、レフルノミドの活性代謝物のCmaxが上昇したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、レフルノミドから活性代謝物への代謝を促進すると考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


CYP3A4等で代謝される薬剤


イリノテカン塩酸塩水和物タモキシフェンクエン酸塩トレミフェンクエン酸塩イマチニブメシル酸塩ゲフィチニブラパチニブトシル酸塩水和物レトロゾールエンザルタミド等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


ギルテリチニブフマル酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のCYP3A及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


ロミデプシン


ロミデプシンの血中濃度が上昇するおそれがある。


機序は不明である。


抗生物質製剤


クラリスロマイシンクロラムフェニコールドキシサイクリン塩酸塩水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗真菌剤


カスポファンギン酢酸塩


カスポファンギン酢酸塩との併用により、本剤単回投与ではカスポファンギンのAUCが上昇し、本剤の代謝誘導作用が定常状態下ではカスポファンギンのトラフ濃度が低下したとの報告がある。


トランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられている。


抗結核薬


抗結核薬


イソニアジド等


重篤な肝機能障害があらわれることがある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イソニアジドの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。


抗結核薬


エタンブトール塩酸塩


エタンブトール塩酸塩の視力障害を増強するおそれがある。視力障害について観察を十分に行う。


機序は不明である。


合成抗菌剤


リネゾリド


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、リネゾリドのCmax及びAUCが低下したとの報告がある。


機序は不明である。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ロピナビル等)ネビラピンマラビロクエファビレンツ


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ジドブジン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ラルテグラビルカリウム


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドルテグラビルナトリウム


ドルテグラビルの血漿中濃度が低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱することがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


化学療法剤


テルビナフィン塩酸塩アゾール系抗真菌薬


フルコナゾール等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


化学療法剤


アトバコン


アトバコンとの併用により、アトバコンの血中濃度が約53%低下し、t1/2は約33時間短縮したとの報告がある。


機序は不明である。


天然麻薬


オキシコドン塩酸塩水和物


オキシコドン塩酸塩水和物の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、オキシコドン塩酸塩水和物の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


合成麻薬


メサドン塩酸塩


メサドン塩酸塩の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、メサドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎等の重篤な肝機能障害(頻度不明)

2: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

-初期症状:悪寒、顔面潮紅、呼吸困難等3: 腎不全(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)

4: 溶血性貧血(頻度不明)

5: 無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)

6: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-症状:腹痛、頻回の下痢等7: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、扁平苔癬型皮疹(頻度不明)、天疱瘡様及び類天疱瘡様皮疹(頻度不明)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)

8: 間質性肺炎(頻度不明)

副作用:その他副作用


肝臓 -AST上昇、ALT上昇等-黄疸
過敏症 -発疹等-発熱等のかぜ様症候群、蕁麻疹等
腎臓 -尿蛋白等-血尿等
血液 -顆粒球減少、出血傾向、好酸球増多等
消化器 -胃腸障害(食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、胃不快感等)-出血性びらん性胃炎
精神神経系 -頭痛、めまい-不眠、いらいら感、傾眠、錯乱
内分泌 -月経異常、甲状腺機能低下症、副腎機能不全
その他 -しびれ感-全身倦怠感、筋脱力、手指のこわばり、浮腫、運動失調、尿・便等の着色注)

薬剤名

リファンピシンカプセル150mg「サンド」

yj-code

6164001M1186

添付文書No

6164001M1186_3_20

改定年月

2024-05

第2版

一般名

リファンピシンカプセル

薬効分類名

抗酸菌症治療薬


用法・用量

〈肺結核及びその他の結核症〉 通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。ただし、感性併用剤のある場合は週2日投与でもよい。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する。また、他の抗結核剤との併用が望ましい。 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉 通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状、体重により適宜増減するが、1日最大量は600mg(力価)を超えない。 〈ハンセン病〉 通常成人には、リファンピシンとして1回600mg(力価)を1ヵ月に1~2回または1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する。また、他の抗ハンセン病剤と併用すること。

効能・効果

〈適応菌種〉本剤に感性のマイコバクテリウム属〈適応症〉肺結核及びその他の結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症、ハンセン病

相互作用:併用禁忌

精神神経用剤


ルラシドン塩酸塩


ラツーダ


ルラシドン塩酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、ルラシドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


循環器官用薬


タダラフィル


アドシルカ


タダラフィルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、本剤(600mg/日)の併用で、タダラフィル(10mg)のCmax及びAUCをそれぞれ46%及び88%低下させると考えられている。


循環器官用薬


マシテンタン


オプスミット


マシテンタンの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、マシテンタンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


ペマフィブラート


パルモディア


ペマフィブラートの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がトランスポーター(OATP1B1及びOATP1B3)を阻害すると考えられている。


血液・体液用剤


チカグレロル


ブリリンタ


チカグレロルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、チカグレロルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗悪性腫瘍剤


ロルラチニブ


ローブレナ


ALT及びASTが上昇するおそれがある。


機序は不明である。


抗真菌剤


ボリコナゾール


ブイフェンド


ボリコナゾールの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、ボリコナゾールのCmax及びAUCをそれぞれ93%及び96%低下させると考えられている。


抗真菌剤


イサブコナゾニウム硫酸塩


クレセンバ


イサブコナゾニウム硫酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、イサブコナゾニウム硫酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ホスアンプレナビルカルシウム水和物


レクシヴァ


アタザナビル硫酸塩


レイアタッツ


これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤又は活性代謝物の代謝を促進し、血中濃度を1/5以下に低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


リルピビリン塩酸塩


エジュラント


これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、リルピビリン塩酸塩の代謝を促進し、Cmin、Cmax及びAUC24をそれぞれ89%、69%及び80%低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン


オデフシィ


リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、P糖蛋白誘導作用により、テノホビル アラフェナミドの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩


ジャルカ


ドルテグラビル及びリルピビリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、CYP3A4誘導作用によりリルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ゲンボイヤ


エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、エルビテグラビル及びコビシスタットの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドラビリン


ピフェルトロ


ドラビリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


カボテグラビル


カボテグラビルナトリウム


ボカブリア


カボテグラビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のUGT1A1誘導作用により、カボテグラビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


レナカパビルナトリウム


シュンレンカ


レナカパビルの作用が減弱し、耐性が発現するおそれがある。


本剤のCYP3A、P糖蛋白及びUGT1A1 誘導作用により、レナカパビルの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


ソホスブビル


ソバルディ


ソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル


ハーボニー


レジパスビル アセトン付加物及びソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


ソホスブビル・ベルパタスビル


エプクルーサ


ソホスブビル及びベルパタスビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP及びP糖蛋白誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル


マヴィレット


グレカプレビル水和物及びピブレンタスビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ベムリディ


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


ビクテグラビルナトリウム・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ビクタルビ


ビクテグラビルの血漿中濃度が低下するため、効果が減弱し、耐性が発現する可能性があることから、併用しないこと。また、テノホビル アラフェナミドの血漿中濃度も低下する可能性がある。


本剤のCYP3A、UGT1A1及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


アメナメビル


アメナリーフ


アメナメビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アメナメビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


ニルマトレルビル・リトナビル


パキロビッド


ニルマトレルビル及びリトナビルの作用の減弱や耐性出現のおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


エンシトレルビル フマル酸


ゾコーバ


エンシトレルビル フマル酸の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、エンシトレルビル フマル酸の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗原虫剤


アルテメテル・ルメファントリン


リアメット


アルテメテル及びルメファントリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アルテメテル及びルメファントリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


駆虫剤


プラジカンテル


ビルトリシド


プラジカンテルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、プラジカンテルの代謝を促進し、血中濃度を約100%低下させると考えられている。


相互作用:併用注意

催眠鎮静剤、抗不安剤


ベンゾジアゼピン系薬剤


ジアゼパムミダゾラムトリアゾラム等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


催眠鎮静剤、抗不安剤


不眠症治療薬


ゾルピデム酒石酸塩ゾピクロン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗てんかん剤


フェニトインカルバマゼピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗てんかん剤


ラモトリギン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


解熱鎮痛消炎剤


アセトアミノフェン


本剤の長期投与により、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。


解熱鎮痛消炎剤


ブプレノルフィン塩酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ブプレノルフィン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗パーキンソン剤


イストラデフィリン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


精神神経用剤


ハロペリドールブロムペリドールオランザピンクエチアピンフマル酸塩クロザピンノルトリプチリン塩酸塩ミルタザピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


中枢神経系用薬


ドネペジル塩酸塩スボレキサント


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


鎮けい剤


チザニジン塩酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


強心剤


ジギタリス製剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


不整脈用剤


キニジン硫酸塩水和物メキシレチン塩酸塩ジソピラミドプロパフェノン塩酸塩ピルシカイニド塩酸塩水和物β遮断剤


メトプロロール酒石酸塩プロプラノロール塩酸塩等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


利尿剤


トルバプタン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下剤


ブナゾシン塩酸塩エプレレノンカルベジロールアゼルニジピン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下剤


エナラプリルマレイン酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


機序は不明である。


血管収縮剤


エレトリプタン臭化水素酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血管拡張剤


カルシウム拮抗薬


ベラパミル塩酸塩ニフェジピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


クロフィブラートフルバスタチンナトリウムCYP3A4で代謝される薬剤


シンバスタチン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


ピタバスタチンカルシウム


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、ピタバスタチンのCmax及びAUCが上昇したとの報告がある。


有機アニオントランスポーターを介したピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害すると考えられる。


循環器官用薬


ボセンタン水和物トレプロスチニル


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


循環器官用薬


セレキシパグ


セレキシパグの活性代謝物のAUCが低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP2C8)誘導作用により、セレキシパグの活性代謝物の代謝が促進すると考えられている。


気管支拡張剤


テオフィリン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


消化器官用薬


5-HT3受容体拮抗型制吐薬


オンダンセトロン塩酸塩水和物


NK1受容体拮抗型制吐薬


ホスアプレピタントメグルミン


セビメリン塩酸塩水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。


副腎皮質ホルモン剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


卵胞ホルモン・黄体ホルモン剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


ホスホジエステラーゼ5阻害剤


シルデナフィルクエン酸塩バルデナフィル塩酸塩水和物タダラフィル(シアリス、ザルティア)


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


過活動膀胱治療薬


コハク酸ソリフェナシン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


過活動膀胱治療薬


ミラベグロンビベグロン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


外皮用薬


ジアフェニルスルホン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ジアフェニルスルホンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血液凝固阻止剤


クマリン系抗凝固薬


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血液凝固阻止剤


リバーロキサバンアピキサバン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


血液凝固阻止剤


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩


ダビガトランの血中濃度が低下することがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


血液・体液用薬


クロピドグレル硫酸塩


クロピドグレル硫酸塩の血小板阻害作用が増強されることにより、出血リスクが高まるおそれがある。クロピドグレル硫酸塩との併用は避けることが望ましい。


本剤のCYP2C19誘導作用により、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血漿中濃度が上昇すると考えられている。


解毒剤


デフェラシロクス


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


糖尿病用剤


カナグリフロジン水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT1A9及びUGT2B4誘導作用によるものと考えられている。


糖尿病用剤


その他CYP3A4等で代謝される経口糖尿病薬


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


代謝性医薬品


ミコフェノール酸モフェチルシクロスポリンタクロリムス水和物トファシチニブクエン酸塩エリグルスタット酒石酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


代謝性医薬品


レフルノミド


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、レフルノミドの活性代謝物のCmaxが上昇したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、レフルノミドから活性代謝物への代謝を促進すると考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


CYP3A4等で代謝される薬剤


イリノテカン塩酸塩水和物タモキシフェンクエン酸塩トレミフェンクエン酸塩イマチニブメシル酸塩ゲフィチニブラパチニブトシル酸塩水和物レトロゾールエンザルタミド等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


ギルテリチニブフマル酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のCYP3A及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


ロミデプシン


ロミデプシンの血中濃度が上昇するおそれがある。


機序は不明である。


抗生物質製剤


クラリスロマイシンクロラムフェニコールドキシサイクリン塩酸塩水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗真菌剤


カスポファンギン酢酸塩


カスポファンギン酢酸塩との併用により、本剤単回投与ではカスポファンギンのAUCが上昇し、本剤の代謝誘導作用が定常状態下ではカスポファンギンのトラフ濃度が低下したとの報告がある。


トランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられている。


抗結核薬


抗結核薬


イソニアジド等


重篤な肝機能障害があらわれることがある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イソニアジドの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。


抗結核薬


エタンブトール塩酸塩


エタンブトール塩酸塩の視力障害を増強するおそれがある。視力障害について観察を十分に行う。


機序は不明である。


合成抗菌剤


リネゾリド


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、リネゾリドのCmax及びAUCが低下したとの報告がある。


機序は不明である。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ロピナビル等)ネビラピンマラビロクエファビレンツ


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ジドブジン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ラルテグラビルカリウム


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドルテグラビルナトリウム


ドルテグラビルの血漿中濃度が低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱することがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


化学療法剤


テルビナフィン塩酸塩アゾール系抗真菌薬


フルコナゾール等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


化学療法剤


アトバコン


アトバコンとの併用により、アトバコンの血中濃度が約53%低下し、t1/2は約33時間短縮したとの報告がある。


機序は不明である。


天然麻薬


オキシコドン塩酸塩水和物


オキシコドン塩酸塩水和物の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、オキシコドン塩酸塩水和物の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


合成麻薬


メサドン塩酸塩


メサドン塩酸塩の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、メサドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎等の重篤な肝機能障害(頻度不明)

2: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

-初期症状:悪寒、顔面潮紅、呼吸困難等3: 腎不全(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)

4: 溶血性貧血(頻度不明)

5: 無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)

6: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-症状:腹痛、頻回の下痢等7: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、扁平苔癬型皮疹(頻度不明)、天疱瘡様及び類天疱瘡様皮疹(頻度不明)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)

8: 間質性肺炎(頻度不明)

副作用:その他副作用


肝臓 -AST上昇、ALT上昇等-黄疸
過敏症 -発疹等-発熱等のかぜ様症候群、蕁麻疹等
腎臓 -尿蛋白等-血尿等
血液 -顆粒球減少、出血傾向、好酸球増多等
消化器 -胃腸障害(食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、胃不快感等)-出血性びらん性胃炎
精神神経系 -頭痛、めまい-不眠、いらいら感、傾眠、錯乱
内分泌 -月経異常、甲状腺機能低下症、副腎機能不全
その他 -しびれ感-全身倦怠感、筋脱力、手指のこわばり、浮腫、運動失調、尿・便等の着色注)

薬剤名

リファンピシンカプセル150mg「サンド」

yj-code

6164001M1186

添付文書No

6164001M1186_3_20

改定年月

2024-05

第2版

一般名

リファンピシンカプセル

薬効分類名

抗酸菌症治療薬


用法・用量

〈肺結核及びその他の結核症〉 通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。ただし、感性併用剤のある場合は週2日投与でもよい。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する。また、他の抗結核剤との併用が望ましい。 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉 通常成人には、リファンピシンとして1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状、体重により適宜増減するが、1日最大量は600mg(力価)を超えない。 〈ハンセン病〉 通常成人には、リファンピシンとして1回600mg(力価)を1ヵ月に1~2回または1回450mg(力価)を1日1回毎日経口投与する。原則として朝食前空腹時投与とし、年齢、症状により適宜増減する。また、他の抗ハンセン病剤と併用すること。

効能・効果

〈適応菌種〉本剤に感性のマイコバクテリウム属〈適応症〉肺結核及びその他の結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症、ハンセン病

相互作用:併用禁忌

精神神経用剤


ルラシドン塩酸塩


ラツーダ


ルラシドン塩酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、ルラシドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


循環器官用薬


タダラフィル


アドシルカ


タダラフィルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、本剤(600mg/日)の併用で、タダラフィル(10mg)のCmax及びAUCをそれぞれ46%及び88%低下させると考えられている。


循環器官用薬


マシテンタン


オプスミット


マシテンタンの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、マシテンタンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


ペマフィブラート


パルモディア


ペマフィブラートの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がトランスポーター(OATP1B1及びOATP1B3)を阻害すると考えられている。


血液・体液用剤


チカグレロル


ブリリンタ


チカグレロルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、チカグレロルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗悪性腫瘍剤


ロルラチニブ


ローブレナ


ALT及びASTが上昇するおそれがある。


機序は不明である。


抗真菌剤


ボリコナゾール


ブイフェンド


ボリコナゾールの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、ボリコナゾールのCmax及びAUCをそれぞれ93%及び96%低下させると考えられている。


抗真菌剤


イサブコナゾニウム硫酸塩


クレセンバ


イサブコナゾニウム硫酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、イサブコナゾニウム硫酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ホスアンプレナビルカルシウム水和物


レクシヴァ


アタザナビル硫酸塩


レイアタッツ


これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤又は活性代謝物の代謝を促進し、血中濃度を1/5以下に低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


リルピビリン塩酸塩


エジュラント


これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、リルピビリン塩酸塩の代謝を促進し、Cmin、Cmax及びAUC24をそれぞれ89%、69%及び80%低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン


オデフシィ


リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、P糖蛋白誘導作用により、テノホビル アラフェナミドの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩


ジャルカ


ドルテグラビル及びリルピビリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、CYP3A4誘導作用によりリルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ゲンボイヤ


エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、エルビテグラビル及びコビシスタットの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドラビリン


ピフェルトロ


ドラビリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


カボテグラビル


カボテグラビルナトリウム


ボカブリア


カボテグラビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のUGT1A1誘導作用により、カボテグラビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


レナカパビルナトリウム


シュンレンカ


レナカパビルの作用が減弱し、耐性が発現するおそれがある。


本剤のCYP3A、P糖蛋白及びUGT1A1 誘導作用により、レナカパビルの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


ソホスブビル


ソバルディ


ソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル


ハーボニー


レジパスビル アセトン付加物及びソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


ソホスブビル・ベルパタスビル


エプクルーサ


ソホスブビル及びベルパタスビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP及びP糖蛋白誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル


マヴィレット


グレカプレビル水和物及びピブレンタスビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ベムリディ


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱するおそれがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


ビクテグラビルナトリウム・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


ビクタルビ


ビクテグラビルの血漿中濃度が低下するため、効果が減弱し、耐性が発現する可能性があることから、併用しないこと。また、テノホビル アラフェナミドの血漿中濃度も低下する可能性がある。


本剤のCYP3A、UGT1A1及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


アメナメビル


アメナリーフ


アメナメビルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アメナメビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


ニルマトレルビル・リトナビル


パキロビッド


ニルマトレルビル及びリトナビルの作用の減弱や耐性出現のおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


エンシトレルビル フマル酸


ゾコーバ


エンシトレルビル フマル酸の作用が減弱するおそれがある。


本剤のCYP3A誘導作用により、エンシトレルビル フマル酸の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗原虫剤


アルテメテル・ルメファントリン


リアメット


アルテメテル及びルメファントリンの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アルテメテル及びルメファントリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


駆虫剤


プラジカンテル


ビルトリシド


プラジカンテルの作用が減弱するおそれがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、プラジカンテルの代謝を促進し、血中濃度を約100%低下させると考えられている。


相互作用:併用注意

催眠鎮静剤、抗不安剤


ベンゾジアゼピン系薬剤


ジアゼパムミダゾラムトリアゾラム等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


催眠鎮静剤、抗不安剤


不眠症治療薬


ゾルピデム酒石酸塩ゾピクロン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗てんかん剤


フェニトインカルバマゼピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗てんかん剤


ラモトリギン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


解熱鎮痛消炎剤


アセトアミノフェン


本剤の長期投与により、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。


解熱鎮痛消炎剤


ブプレノルフィン塩酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ブプレノルフィン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗パーキンソン剤


イストラデフィリン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


精神神経用剤


ハロペリドールブロムペリドールオランザピンクエチアピンフマル酸塩クロザピンノルトリプチリン塩酸塩ミルタザピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


中枢神経系用薬


ドネペジル塩酸塩スボレキサント


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


鎮けい剤


チザニジン塩酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


強心剤


ジギタリス製剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


不整脈用剤


キニジン硫酸塩水和物メキシレチン塩酸塩ジソピラミドプロパフェノン塩酸塩ピルシカイニド塩酸塩水和物β遮断剤


メトプロロール酒石酸塩プロプラノロール塩酸塩等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


利尿剤


トルバプタン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下剤


ブナゾシン塩酸塩エプレレノンカルベジロールアゼルニジピン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血圧降下剤


エナラプリルマレイン酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


機序は不明である。


血管収縮剤


エレトリプタン臭化水素酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血管拡張剤


カルシウム拮抗薬


ベラパミル塩酸塩ニフェジピン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


クロフィブラートフルバスタチンナトリウムCYP3A4で代謝される薬剤


シンバスタチン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


高脂血症用剤


ピタバスタチンカルシウム


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、ピタバスタチンのCmax及びAUCが上昇したとの報告がある。


有機アニオントランスポーターを介したピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害すると考えられる。


循環器官用薬


ボセンタン水和物トレプロスチニル


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


循環器官用薬


セレキシパグ


セレキシパグの活性代謝物のAUCが低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP2C8)誘導作用により、セレキシパグの活性代謝物の代謝が促進すると考えられている。


気管支拡張剤


テオフィリン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


消化器官用薬


5-HT3受容体拮抗型制吐薬


オンダンセトロン塩酸塩水和物


NK1受容体拮抗型制吐薬


ホスアプレピタントメグルミン


セビメリン塩酸塩水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。


副腎皮質ホルモン剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


卵胞ホルモン・黄体ホルモン剤


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


ホスホジエステラーゼ5阻害剤


シルデナフィルクエン酸塩バルデナフィル塩酸塩水和物タダラフィル(シアリス、ザルティア)


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


過活動膀胱治療薬


コハク酸ソリフェナシン等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


泌尿生殖器官用薬


過活動膀胱治療薬


ミラベグロンビベグロン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


外皮用薬


ジアフェニルスルホン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ジアフェニルスルホンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血液凝固阻止剤


クマリン系抗凝固薬


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


血液凝固阻止剤


リバーロキサバンアピキサバン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


血液凝固阻止剤


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩


ダビガトランの血中濃度が低下することがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


血液・体液用薬


クロピドグレル硫酸塩


クロピドグレル硫酸塩の血小板阻害作用が増強されることにより、出血リスクが高まるおそれがある。クロピドグレル硫酸塩との併用は避けることが望ましい。


本剤のCYP2C19誘導作用により、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血漿中濃度が上昇すると考えられている。


解毒剤


デフェラシロクス


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


糖尿病用剤


カナグリフロジン水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT1A9及びUGT2B4誘導作用によるものと考えられている。


糖尿病用剤


その他CYP3A4等で代謝される経口糖尿病薬


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


代謝性医薬品


ミコフェノール酸モフェチルシクロスポリンタクロリムス水和物トファシチニブクエン酸塩エリグルスタット酒石酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


代謝性医薬品


レフルノミド


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、レフルノミドの活性代謝物のCmaxが上昇したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、レフルノミドから活性代謝物への代謝を促進すると考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


CYP3A4等で代謝される薬剤


イリノテカン塩酸塩水和物タモキシフェンクエン酸塩トレミフェンクエン酸塩イマチニブメシル酸塩ゲフィチニブラパチニブトシル酸塩水和物レトロゾールエンザルタミド等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


ギルテリチニブフマル酸塩


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のCYP3A及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


抗悪性腫瘍製剤


ロミデプシン


ロミデプシンの血中濃度が上昇するおそれがある。


機序は不明である。


抗生物質製剤


クラリスロマイシンクロラムフェニコールドキシサイクリン塩酸塩水和物


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗真菌剤


カスポファンギン酢酸塩


カスポファンギン酢酸塩との併用により、本剤単回投与ではカスポファンギンのAUCが上昇し、本剤の代謝誘導作用が定常状態下ではカスポファンギンのトラフ濃度が低下したとの報告がある。


トランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられている。


抗結核薬


抗結核薬


イソニアジド等


重篤な肝機能障害があらわれることがある。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イソニアジドの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。


抗結核薬


エタンブトール塩酸塩


エタンブトール塩酸塩の視力障害を増強するおそれがある。視力障害について観察を十分に行う。


機序は不明である。


合成抗菌剤


リネゾリド


外国人健康成人を対象に行った併用試験において、リネゾリドのCmax及びAUCが低下したとの報告がある。


機序は不明である。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ロピナビル等)ネビラピンマラビロクエファビレンツ


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ジドブジン


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ラルテグラビルカリウム


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤のUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


ドルテグラビルナトリウム


ドルテグラビルの血漿中濃度が低下したとの報告がある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。


抗ウイルス剤


HIV感染症治療薬


エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩


テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱することがある。


本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。


化学療法剤


テルビナフィン塩酸塩アゾール系抗真菌薬


フルコナゾール等


これらの薬剤の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


化学療法剤


アトバコン


アトバコンとの併用により、アトバコンの血中濃度が約53%低下し、t1/2は約33時間短縮したとの報告がある。


機序は不明である。


天然麻薬


オキシコドン塩酸塩水和物


オキシコドン塩酸塩水和物の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、オキシコドン塩酸塩水和物の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


合成麻薬


メサドン塩酸塩


メサドン塩酸塩の作用が減弱することがある。


本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、メサドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎等の重篤な肝機能障害(頻度不明)

2: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

-初期症状:悪寒、顔面潮紅、呼吸困難等3: 腎不全(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)

4: 溶血性貧血(頻度不明)

5: 無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)

6: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-症状:腹痛、頻回の下痢等7: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、扁平苔癬型皮疹(頻度不明)、天疱瘡様及び類天疱瘡様皮疹(頻度不明)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)

8: 間質性肺炎(頻度不明)

副作用:その他副作用


肝臓 -AST上昇、ALT上昇等-黄疸
過敏症 -発疹等-発熱等のかぜ様症候群、蕁麻疹等
腎臓 -尿蛋白等-血尿等
血液 -顆粒球減少、出血傾向、好酸球増多等
消化器 -胃腸障害(食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、胃不快感等)-出血性びらん性胃炎
精神神経系 -頭痛、めまい-不眠、いらいら感、傾眠、錯乱
内分泌 -月経異常、甲状腺機能低下症、副腎機能不全
その他 -しびれ感-全身倦怠感、筋脱力、手指のこわばり、浮腫、運動失調、尿・便等の着色注)

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ