薬剤詳細データ

一般名

ラベプラゾールナトリウム

製品名

ラベファインパック

薬効名

その他の抗生物質製剤(複合抗生物質製剤を含む。)

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ラベファインパック

yj-code

6199103X1029

添付文書No

6199103X1029_1_16

改定年月

2024-05

第3版

一般名

ラベプラゾールナトリウム

薬効分類名

ヘリコバクター・ピロリ除菌治療剤


用法・用量

プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

効能・効果

〈適応菌種〉 アモキシシリン、メトロニダゾールに感性のヘリコバクター・ピロリ 〈適応症〉 胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

相互作用:併用禁忌

〈ラベプラゾールナトリウム〉


アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ)


アタザナビルの作用が減弱するおそれがある。


ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、アタザナビルの溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下するおそれがある。


リルピビリン塩酸塩(エジュラント)


リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。


ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、リルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。


相互作用:併用注意

〈ラベプラゾールナトリウム〉


ジゴキシンメチルジゴキシン


相手薬剤の血中濃度が上昇することがある。


ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を促進する。


イトラコナゾールゲフィチニブ


相手薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。


ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を抑制するおそれがある。


水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有の制酸剤


ラベプラゾールナトリウム単独投与に比べ制酸剤同時服用、制酸剤投与1時間後服用で平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ8%、6%低下したとの報告がある。


機序は不明である。


メトトレキサート


メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的にラベプラゾールナトリウムの投与を中止することを考慮すること。


機序は不明である。


〈アモキシシリン水和物〉


ワルファリンカリウム


ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。


腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。


経口避妊薬


経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。


腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている。


プロべネシド


アモキシシリン水和物の血中濃度を増加させる。


アモキシシリン水和物の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。


〈メトロニダゾール〉


アルコール


腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること。


メトロニダゾールはアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。


リトナビル含有製剤(内用液)


ジスルフィラム-アルコール反応を起こすおそれがある。


リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するのでメトロニダゾールにより血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。


ジスルフィラム


精神症状(錯乱等)が出現することがある。


機序は不明である。


ワルファリン


ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある。


メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。


リチウム


リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある。


機序は不明である。


ブスルファン


ブスルファンの作用が増強されることがある。


メトロニダゾールはブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。


5-フルオロウラシル


5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある。


メトロニダゾールは5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。


シクロスポリン


シクロスポリンの作用が増強される可能性がある。


メトロニダゾールはシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。


フェノバルビタール


メトロニダゾールの作用が減弱する可能性がある。


フェノバルビタールはメトロニダゾールの代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。


副作用:重大な副作用

1: ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

2: 汎血球減少(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)、溶血性貧血(頻度不明)

3: 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1~5%未満)、黄疸(頻度不明)

4: 間質性肺炎(0.1%未満)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。5: 皮膚障害(頻度不明)

-中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑等があらわれることがある。6: 急性腎障害(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)

-腎機能検査(BUN、クレアチニン等)に注意すること。7: 低ナトリウム血症(頻度不明)

8: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。9: 視力障害(頻度不明)

10: 錯乱状態(頻度不明)

-せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があらわれることがある。

副作用:その他副作用

〈ラベプラゾールナトリウム〉
過敏症 -発疹、瘙痒感-蕁麻疹
血液 -白血球減少、白血球増加、好酸球増多、貧血-赤血球減少、好中球増多、リンパ球減少
肝臓 -AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇-総ビリルビンの上昇
循環器 -血圧上昇-動悸
消化器 -便秘、下痢、腹部膨満感、嘔気、口内炎-腹痛、苦味、カンジダ症、胃もたれ、口渇、食欲不振、鼓腸-舌炎、嘔吐、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)
精神神経系 -頭痛-めまい、ふらつき、眠気、四肢脱力、知覚鈍麻、握力低下、口のもつれ、失見当識-せん妄、昏睡
その他 -総コレステロール・中性脂肪・BUNの上昇、蛋白尿、血中TSH増加-かすみ目、浮腫、倦怠感、発熱、脱毛症、しびれ感、CKの上昇-目のちらつき、関節痛、筋肉痛、高アンモニア血症、低マグネシウム血症、女性化乳房〈アモキシシリン水和物〉
過敏症 -発疹-発熱-瘙痒
血液 -好酸球増多
消化器 -下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛-黒毛舌
菌交代症 -口内炎、カンジダ症
ビタミン欠乏症 -ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
その他 -梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の増悪)が起こることがある。〈メトロニダゾール〉〈トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症〉
過敏症 -発疹
消化器 -舌苔、食欲不振、悪心、胃不快感、下痢、腹痛、味覚異常
肝臓 -AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇
生殖器 -Candida albicansの出現
その他 -暗赤色尿、発熱〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉
過敏症 -発疹、瘙痒感
血液 -好塩基球増多
消化器 -下痢、胸やけ、悪心、上腹部痛、味覚異常、口腔アフタ、舌炎、鼓腸、黒色便
精神神経系 -うつ病、頭痛、浮動性めまい、不安定感
その他 -眼精疲労、疲労、しびれ感

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 5,495 0 0 0 0 1,050 1,183 2,107 1,155 0 0 0
女性 7,791 0 0 0 0 1,211 2,534 2,520 1,526 0 0 0
合計 21,665 0 0 0 0 2,261 3,717 4,627 2,681 0 0 0
男性 5,495 0 0 0 0 1,050 1,183 2,107 1,155 0 0 0
女性 7,791 0 0 0 0 1,211 2,534 2,520 1,526 0 0 0
合計 21,665 0 0 0 0 2,261 3,717 4,627 2,681 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東7,910
中部0
近畿2,541
中国・四国0
九州0
合計21,665
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東7,910
甲信越0
北陸0
東海0
関西2,541
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計21,665
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県1,505
千葉県1,449
東京都2,898
神奈川県2,058
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府1,407
兵庫県1,134
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計21,665
更新予告まとめ