薬剤詳細データ

一般名

リトナビル

製品名

ノービア錠100mg

薬効名

抗ウイルス剤

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薬剤名

ノービア錠100mg

yj-code

6250011F1024

添付文書No

6250011F1024_2_18

改定年月

2024-06

第6版

一般名

リトナビル

薬効分類名

抗ウイルス化学療法剤


用法・用量

通常、成人にはリトナビルとして1回600mg(本剤6錠)を1日2回食後に経口投与する。ただし、投与初日は1回300mgを1日2回、2日目、3日目は1回400mgを1日2回、4日目は1回500mgを1日2回、5日目以降は1回600mgを1日2回食後に経口投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。

効能・効果

HIV感染症

相互作用:併用禁忌

キニジン硫酸塩水和物


[硫酸キニジン]


ベプリジル塩酸塩水和物


[ベプリコール]


フレカイニド酢酸塩


[タンボコール]


プロパフェノン塩酸塩


[プロノン]


アミオダロン塩酸塩


[アンカロン]


ピモジド


エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン


[クリアミン]


ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩


エルゴメトリンマレイン酸塩


[エルゴメトリン]


メチルエルゴメトリンマレイン酸塩


[パルタン]


エレトリプタン臭化水素酸塩


[レルパックス]


バルデナフィル塩酸塩水和物


[レビトラ]


シルデナフィルクエン酸塩


[レバチオ]


タダラフィル


[アドシルカ]


アゼルニジピン


[カルブロック]


アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル


[レザルタス配合錠]


リファブチン


[ミコブティン]


ブロナンセリン


[ロナセン]


リバーロキサバン


[イグザレルト]


ロミタピドメシル酸塩


[ジャクスタピッド]


ルラシドン塩酸塩


[ラツーダ]


不整脈、血液障害、血管攣縮等、これら薬剤による重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こるおそれがあるので併用しないこと。


本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。


ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉


[ベネクレクスタ]


ベネトクラクスの再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期に本剤を併用した場合、腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれがある。


本剤がCYP3Aにおけるベネトクラクスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


ジアゼパム


[セルシン、ホリゾン]


クロラゼプ酸二カリウム


[メンドン]


エスタゾラム


[ユーロジン]


フルラゼパム塩酸塩


[ダルメート]


トリアゾラム


[ハルシオン]


ミダゾラム


[ドルミカム、ミダフレッサ]


過度の鎮静や呼吸抑制等が起こるおそれがあるので併用しないこと。


本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合これらの催眠鎮静薬及び抗不安薬の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。


ボリコナゾール


[ブイフェンド]


ボリコナゾールの血中濃度が低下したとの報告があるので併用しないこと。


本剤のチトクロームP450の誘導作用によるものと考えられている。


相互作用:併用注意

フェンタニル、フェンタニルクエン酸塩


リドカイン塩酸塩


リドカイン


エリスロマイシン


カルバマゼピン


イトラコナゾール


ケトコナゾール


ミコナゾール


キニーネ


カルシウム拮抗薬


(アムロジピンベシル酸塩、ジルチアゼム塩酸塩、フェロジピン、ニカルジピン塩酸塩、ニフェジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン、ベラパミル塩酸塩、ニルバジピン等)


タモキシフェンクエン酸塩


トレミフェンクエン酸塩


ブロモクリプチンメシル酸塩


シンバスタチン


アトルバスタチンカルシウム水和物


クラリスロマイシン


シクロスポリン


タクロリムス水和物


エベロリムス


シロリムス


デキサメタゾン


シルデナフィルクエン酸塩


[バイアグラ]


タダラフィル


[シアリス、ザルティア]


ゲフィチニブ


ダサチニブ


ニロチニブ


イリノテカン塩酸塩水和物


ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬


(ビンクリスチン硫酸塩、ビンブラスチン硫酸塩等)


アルプラゾラム


サルメテロールキシナホ酸塩


ボセンタン水和物


コルヒチン


クエチアピンフマル酸塩


シメプレビルナトリウム


,,


これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これら薬剤の副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、充分な観察を行いながら慎重に投与し、必要に応じて減量や休薬等の適切な措置を講ずること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


フルチカゾンプロピオン酸エステル


ブデソニド


トリアムシノロンアセトニド


これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これら薬剤との併用において、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制等が報告されているので、併用は治療上の有益性がこれらの症状発現の危険性を上回ると判断される場合に限ること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


イブルチニブ


エンコラフェニブ


これら薬剤の血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。本剤からCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず併用する際には、これら薬剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病〉


ベネトクラクスの再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期又は急性骨髄性白血病に対してベネトクラクス投与中に本剤を併用した場合、ベネトクラクスの副作用が増強されるおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。


本剤がCYP3Aにおけるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


アパルタミド


アパルタミドの血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。また、本剤の血中濃度が減少するおそれがある。本剤からCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず併用する際には、アパルタミドの減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現や本剤の効果の減弱に十分注意すること。


本剤がCYP3Aによるアパルタミドの代謝を競合的に阻害するため。また、アパルタミドがCYP3Aを誘導するため。


ワルファリンカリウム


ワルファリンの血中濃度に影響を与えるおそれがある。頻回なINRのモニタリングを行うことが望ましい。


肝薬物代謝酵素の関与が考えられるが機序不明。


テオフィリン


エチニルエストラジオール


エストラジオール安息香酸エステル


これら薬剤の血中濃度が減少するおそれがある。これら薬剤の増量が必要となる場合がある。


本剤がこれら薬剤の肝薬物代謝酵素を誘導するためと考えられている。


リファンピシン


本剤の血中濃度が減少するおそれがある。


リファンピシンがCYP3Aを誘導するためと考えられている。


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。


セイヨウオトギリソウにより誘導された肝薬物代謝酵素(チトクロームP450)が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている。


フルコナゾール


ホスフルコナゾール


キヌプリスチン・ダルホプリスチン


本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


これら薬剤がCYP3Aにおける本剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


タバコ


喫煙により本剤のAUCが減少するおそれがある。


機序不明


ジドブジン


本剤との併用によりジドブジンのCmax及びAUCがそれぞれ減少するとの報告がある。


本剤がグルクロン酸抱合を促進するためと考えられている。


ラモトリギン


バルプロ酸ナトリウム


これら薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。


本剤がグルクロン酸抱合を促進するためと考えられている。


ネビラピン


本剤の血中濃度が減少するおそれがある。


ネビラピンがCYP3Aを誘導するためと考えられている。


エファビレンツ


本剤及びエファビレンツの血中濃度が上昇するおそれがある。高頻度に有害事象が発生する可能性があるので、臨床検査値等のモニタリングを行いながら慎重に投与すること。


機序不明


リオシグアト


リオシグアトの血中濃度が上昇するおそれがある。本剤との併用が必要な場合は、患者の状態に注意し、必要に応じてリオシグアトの減量を考慮すること。


本剤のCYP1A1及びCYP3A阻害によりリオシグアトのクリアランスが低下する。


ジゴキシン


ジゴキシンの血中濃度が有意に増加したとの報告がある。ジゴキシンの血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


ロペラミド塩酸塩


ロペラミドの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


アファチニブマレイン酸塩


アファチニブの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。本剤はアファチニブと同時かアファチニブ投与後に投与すること。


本剤のP-gp阻害作用によるものと考えられている。


ロスバスタチンカルシウム


ロスバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤のBCRP阻害作用が関与している可能性がある。


グレカプレビル・ピブレンタスビル


グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤のP-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。


トラゾドン塩酸塩


トラゾドンの血中濃度が上昇し、悪心、めまい、低血圧、失神を起こす可能性があるので、本剤と併用する場合は、患者の状態に注意し、必要に応じてトラゾドンの減量等を考慮すること。


本剤がCYP3Aにおけるトラゾドンの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


PR間隔を延長させる薬剤


ベラパミル塩酸塩


アタザナビル硫酸塩 等


,


PR間隔が延長するおそれがある。


本剤は軽度の無症候性PR間隔の延長が認められている。


エトラビリン


エトラビリンの血中濃度が低下したとの報告がある。本剤600mg1日2回との併用は推奨されない。


本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用によるものと考えられている。


ネルフィナビルメシル酸塩


ネルフィナビルの血中濃度が上昇するとの報告がある。


本剤がCYP3Aによるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


その他のHIVプロテアーゼ阻害薬


(アタザナビル硫酸塩、ダルナビル エタノール付加物等)


これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がCYP3Aによるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


マラビロク


マラビロクの血中濃度が上昇するおそれがある。


本剤がCYP3Aによるこれら薬剤の代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


ホスタマチニブナトリウム水和物


ホスタマチニブの活性代謝物であるR406の血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。併用時には患者の状態を慎重に観察して副作用の発現に十分注意し、必要に応じてホスタマチニブの減量を考慮すること。


本剤がCYP3Aにおけるホスタマチニブの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 錯乱、痙攣発作(いずれも頻度不明)

2: 脱水(頻度不明)

-下痢等に伴い、脱水、電解質異常があらわれることがある。3: 高血糖、糖尿病(いずれも頻度不明)

-高血糖、糖尿病及び糖尿病の悪化があらわれることがある。4: 肝炎、肝不全(いずれも頻度不明)

5: 過敏症(頻度不明)

-アナフィラキシー、蕁麻疹、皮疹、気管支痙攣、血管性浮腫を含む過敏症状があらわれることがある。6: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

7: 出血傾向(頻度不明)

-出血事象があらわれた場合には血液凝固因子を投与するなど適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


消化器 -悪心(47.5%)下痢(44.9%)嘔吐(23.6%)腹痛(11.6%)消化不良(9.4%)食欲不振(8.9%)鼓腸(4.3%)口渇(2.9%)げっぷ(2.2%)潰瘍性口内炎(2.0%)-便秘食道炎嚥下障害膵炎-アミラーゼ上昇
精神神経系 -異常感覚(21.5%)頭痛(15.5%)めまい(9.3%)傾眠(5.1%)不眠(4.3%)不安(2.7%)-神経過敏倦怠感抑うつ思考異常末梢神経障害異夢失神振戦性欲減退インポテンス
感覚器 -口周囲感覚異常(26.6%)味覚倒錯(11.4%)知覚過敏(5.1%)-ぶどう膜炎視覚異常眼痛嗅覚錯誤耳鳴-網膜炎
全身症状 -無力症(22.3%)発熱(4.8%)疼痛(4.7%)多汗(3.4%)体重減少(2.3%)-悪寒胸痛背部痛インフルエンザ様症候群-体脂肪の再分布/蓄積(胸部、体幹部の脂肪増加、末梢部の脂肪減少、野牛肩)
肝 臓 -肝機能検査異常(2.8%)-胆汁うっ滞性黄疸
呼吸器 -咽頭炎(9.8%)咳(2.0%)-呼吸困難
過敏症 -発疹(7.6%)そう痒(3.8%)-アレルギー反応
循環器 -血管拡張(8.8%)-末梢血管障害末梢性浮腫心悸亢進頻脈低血圧-PR間隔延長
代謝・栄養 -高脂血症(4.5%)-高コレステロール血症-血中尿酸上昇トリグリセリド上昇
筋骨格 -筋肉痛(2.8%)-関節痛関節症筋力低下筋痙直-CK上昇
皮 膚 -斑状丘疹性皮疹(2.8%)-皮膚乾燥ざ瘡
血 液 -白血球減少貧血リンパ節症血小板減少-好中球減少好酸球増加
腎 臓 -排尿障害腎不全腎結石-BUN上昇クレアチニン上昇腎機能障害

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 71,263 0 0 0 6,586 16,560 29,427 10,098 7,591 1,001 0 0
女性 4,538 0 0 0 1,320 0 1,226 1,992 0 0 0 0
合計 78,889 0 0 0 7,906 16,560 30,653 12,090 7,591 1,001 0 0
男性 71,263 0 0 0 6,586 16,560 29,427 10,098 7,591 1,001 0 0
女性 4,538 0 0 0 1,320 0 1,226 1,992 0 0 0 0
合計 78,889 0 0 0 7,906 16,560 30,653 12,090 7,591 1,001 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道5,213
東北0
関東47,115
中部0
近畿12,583
中国・四国2,040
九州7,204
合計78,889
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道5,213
北東北0
南東北0
北関東4,144
南関東42,971
甲信越0
北陸0
東海0
関西12,583
中国0
四国2,040
北九州4,815
南九州0
沖縄4,778
合計78,889
都道府県別
都道府県名 合計
北海道5,213
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県4,144
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県3,570
東京都37,211
神奈川県2,190
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府1,197
大阪府4,465
兵庫県6,921
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県2,040
高知県0
福岡県3,221
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県1,594
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県2,389
合計78,889
更新予告まとめ