第36回日本糖尿病合併症学会/第27回日本糖尿病眼学会 「糖尿病治療の新時代」TOPページ 学会レポート一覧 成人1型糖尿病のコンセンサスレポートが完成 --> 英・University of SouthamptonのRichard I.G. Holt氏らは、成人1型糖尿病患者の管理に関する米国糖尿病学会(ADA)および欧州糖尿病学会(EASD)合同のコンセンサスレポートをEASD 2021(9月27日~10月1日、ウェブ開催)で発表した。今回の特徴として、従来の診断および管理項目の更新に加え、糖尿病とともに生きることによる成人1型糖尿病患者の心理社会的な影響なども記載した点を挙げている。 見えてきたコロナと糖尿病結ぶ機序 --> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と糖尿病との密接な関連が浮き彫りになってきた。多くのCOVID-19患者が糖代謝異常を呈し、一方で糖尿病合併はCOVID-19重症化の危険因子として知られている。感染後の新規糖尿病発症報告も注目を集めている。では、両者を結ぶ鍵となる機序は何か―。第57回欧州糖尿病学会(EASD 2021、9月27日~10月1日、ウェブ開催)のセッション「SARS-CoV-2 in human islets: a diabetes epidemic in the making?」から、研究の最前線を紹介する。 アレンドロネートで糖尿病リスクが36%低下 --> 骨粗鬆症治療薬アレンドロネートの使用により2型糖尿病発症リスクが36%低下することが示された。デンマーク・Aalborg University HospitalのRikke Viggers氏らは、同国の2型糖尿病患者を対象にアレンドロネートの使用と糖尿病発症リスクの関係について検討した結果を第57回欧州糖尿病学会(EASD 2021、9月27日~10月1日、ウェブ開催)で発表した。 糖尿病の認知症リスクを左右する7つの危険因子 --> 2型糖尿病患者は認知症リスクが高いが、生活習慣や血糖値などの危険因子の改善によりリスクを低下させる可能性があることが示された。オランダ・Maastricht University Medical CentreのApril C.E. van Gennip氏らは、UK Biobank登録者約8万人を平均9年間追跡し、2型糖尿病と7つの認知症危険因子との関係を検討した結果を第57回欧州糖尿病学会(EASD 2021、9月27日~10月1日、ウェブ開催)で発表。 世界糖尿病デー・イベントフォトレポート 世界糖尿病デーの前後では、ブルーライトアップなどさまざまなイベントが全国各地で展開されます。その模様を写真で紹介します。 --> 2021年度開催学会レポート一覧に戻る