ドクターヘリでの画像伝送、実例を紹介! ドクターヘリやドクターカーなどで患者を救急現場から病院に搬送する間に行う病院前診療において、ポイントオブケア超音波検査(POCUS)は大きな役割を担う。普及を後押ししたのが2010年に登場したポケットサイズの超音波機器(ポケットエコー)だ。そうした中、記録された超音波画像の保存や伝送の方法にはさまざまな課題があり、紙媒体での活動記録や口頭での申し送りにとどまる施設は少なくない。... POCUSの感染管理、ゲルの詰め替えはNo! 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行をきっかけに、超音波検査による交差感染の危険性が認識されるようになったものの超音波機器、プローブ、ゲルなどの清潔管理を徹底している施設は多くない。徳洲会・周術期医療地域支援室室長の野村岳志氏は、超音波ゲルに関連した細菌感染のリスクやポイントオブケア超音波検査(POCUS)の感染予防に関する海外のガイドラインの推奨について第16回日本ポイントオブケア超音波学会(7月27~28日)で紹介。超音波ゲルの詰め替え等で生じる感染リスクなどを指摘し、「感染予防の意識を高めていくべき」と呼びかけた。... 2024年開催学会レポート一覧に戻る